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【ジャパンダートダービー】ミックファイア無敗南関3冠! 秋はJBCクラシックを目標、チャンピオンズCも視野に

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【ジャパンダートダービー】ミックファイア無敗南関3冠! 秋はJBCクラシックを目標、チャンピオンズCも視野に

御神本訓史騎乗で1番人気のミックファイア(大井)が、好位追走から、最後の直線で抜群の末脚を発揮し、2着に2馬身半差の完勝。2001年のトーシンブリザード以来となる無敗での南関3歳3冠を達成した。タイム2分4秒6(良)。秋はJBCクラシック(11月3日、大井、JpnⅠ、ダ2000メートル)を目標とし、チャンピオンズC(12月3日、中京、GⅠ、ダ1800メートル)も視野に入れる。2着に6番人気キリンジ、3番人気のミトノオーが3着だった。



大井の夜空を割れんばかりの歓声が包み込んだ。馬場の真ん中をミックファイアが伸びる。内と外で抵抗するJRA勢を振り切って、2馬身半差でJpnⅠ初制覇。3歳ダート界の頂点に立ち、2001年のトーシンブリザード以来、史上2頭目となる南関東無敗の3冠馬が誕生した。

「最高ですし、言葉が見つかりません。馬が気持ちを切らさずに最後まで走ってくれた。感謝しかありません」

御神本騎手がお立ち台で喜びをかみしめた。ゴールの瞬間は左手で何度もガッツポーズ。場内の〝御神本コール〟には、3本の指を突き上げて3冠をアピールした。

管理する渡辺和調教師にとっては初めてのJpnⅠ制覇。「最後は力でねじ伏せてくれました。残り数十メートルで替わるなと思ったときはうれしかった」と振り返った。

今後は放牧に出るが、御神本騎手が「JRA勢をこの強い競馬で勝ち切ってくれたので、今後も期待してほしい」といえば、調教師は「無敗の3冠馬に恥じないレース選択をしてあげたい。JBCクラシックなどを考えて、結果を残すようだったらチャンピオンズCにも行けたら」と語った。

来年からは10月のジャパンダートクラシックに生まれ変わるため最後のJDD。それを勝ったのがミックファイアだったことでダート新時代を予感させた。大井の怪物はさらなる高みへと上り詰めていく。 (菊池敬太)

◆藤岡佑騎手(キリンジ2着)「返し馬からコンディションの良さは伝わってきた。大井2000メートルは合っているし、期待以上の走りをしてくれた」

◆武豊騎手(ミトノオー3着)「前半で力んだぶん、最後にスタミナがなくなってしまった。前向きすぎる部分はあるけど、能力は高い」

◆川田騎手(ユティタム4着)「リズムのいい競馬ができましたが、3コーナーで進んでいかなかったのは、この中間の暑さの影響があったのかもしれません」

■ミックファイア 父シニスターミニスター、母マリアージュ、母の父ブライアンズタイム。鹿毛の牡3歳。大井・渡辺和雄厩舎所属。北海道新ひだか町・高橋フアームの生産馬で、馬主は星加浩一氏。戦績6戦6勝。獲得賞金1億5250万円。重賞は2023年SⅠ羽田盃、SⅠ東京ダービーに次ぐ3勝目。ジャパンダートダービーは渡辺和雄調教師、御神本訓史騎手ともに初勝利。

ジャパンダートダービーの売り上げは30億2669万8400円(前年比114・3%)で、前年に記録したレコードを更新。また、トリプル馬単を含む当日の売り上げ52億4932万1180円(同112・8%)も、前年のレコードを上回った。

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