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【南関東重賞展望】東京大賞典2023 好カード!! ウシュバテソーロ VS ミックファイア

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【南関東重賞展望】東京大賞典2023 好カード!! ウシュバテソーロ VS ミックファイア


東京大賞典・レース概要】
1955年に「秋の鞍」という名称で、大井競馬場のダート2600m戦で創設。その後、1964年に現在の「東京大賞典」となった。1995年からJRA所属馬も出走可能な交流競走として、地方競馬における年末恒例のビッグレースとして定着した。1997年には統一G1となり、翌1998年には現在の2000m戦に距離短縮された。
2011年には外国馬も出走可能な国際G1競走となった。現在、地方競馬で行われるレースで国際G1の格付けを有するのは、この東京大賞典のみとなっている。

東京大賞典・検討のポイント】
今年ドバイワールドカップに勝利し、世界の頂点に立ったウシュバテソーロに、7戦7勝の南関東3冠馬ミックファイアが挑むという、中央・地方を問わず、日本中の競馬ファン必見の好カードが年末の大井で実現する。両者の能力比較が重要なポイントだが、馬券戦術上は第3の馬をどう絡めて、3連複・3連単で購入するかが鍵となりそうだ。

東京大賞典・出走馬概要】
ウシュバテソーロ
昨年の優勝馬で、その後は川崎記念(1着)の後にドバイワールドカップに勝利し、世界を驚かせた。その後は日本テレビ盃(1着)後に米国・ブリーダーズカップに挑戦。結果は5着と敗れたが、今回は日本馬同士の対戦となるだけに中心的な存在となりそうだ。
気になるのは帰国後のコンディションで、出走する以上は問題ないと思われるが、国内のレースをステップに挑んだ昨年とは臨戦過程が大きく異なるだけに、その点をどう判断すべきかが、大きなポイントとなりそうだ。今回も地方競馬のダートグレード競走では絶対的な信頼感がある川田将雅騎手が手綱を取る。

ミックファイア
今年、羽田盃東京ダービージャパンダートダービーをそれぞれ勝ち、南関東3冠馬となった3歳牡馬。ジャパンダートダービーではJRA勢を相手に勝利しており、現3歳世代では中央・地方を問わず、ダート最強馬と言っても過言ではない。前述した通り、無傷の7戦7勝で、早くも伝説的な存在となりつつある。
前走の盛岡・ダービーグランプリ優勝後に、中央のチャンピオンズカップ参戦というプランもあったが、地元のこのレースを陣営が選択したのは確勝を期しての事だと思われる。世界の頂点に立ったウシュバテソーロに、無敗のまま挑む形となるだけに、結果次第ではこの馬にも「世界」の二文字が見えてくる可能性がある。大舞台に滅法強い、御神本訓史騎手の手腕にも注目したい。

ドゥラエレーデ
「第3の馬」候補も成長力が期待できそうな3歳馬を指名したい。昨年のホープフルステークスを勝ったG1馬で、その後はドバイに遠征し、UAEダービーで2着に入っている。帰国後は国内の芝コースで結果を残せずにいたが、ドバイ遠征以来となるダート戦だった前走のチャンピオンズカップで3着に食い込んだ。今回も鞍上はB.ムルザバエフ騎手だが、ホープフルステークスでもコンビを組んでいたことから手が合っている印象もあり、上記の2強に食い込む結果を残す可能性は十分にある。

上記3頭以外では、3連勝でJBCクラシックを制したキングズソードに注目が集まりそうだ。今回も当時と同じ大井の2000m戦だけに侮れない。大外枠を引いたチャンピオンズカップ2着馬ウィルソンテソーロが前走同様、再び無欲の追い込みを見せる可能性にも警戒したい。


(文・菅野一郎)

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