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【コース&馬場状態 傾向と対策】川崎スパーキングスプリント2023 川崎900mに強い種牡馬に注意

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【コース&馬場状態 傾向と対策】川崎スパーキングスプリント2023 川崎900mに強い種牡馬に注意

 今回は川崎競馬場で行われる南関東重賞SⅢ 川崎スパーキングスプリントのポイントを、川崎コースの馬場傾向・近年のレース結果をもとに考察していきます!予想にお役立てください。

 川崎900mは逃げ・先行が圧倒的に有利で、1枠の勝率が低いコースです。1枠で先手を取れなければ他の馬に被せられやすく不利となり、実際このレースでも過去10年この枠で連対した馬は(2020年1番人気だったロードグレイスを含めて)1頭もいません。2011年にコアレスピューマが優勝していますが、すんなり逃げることができたケースであり、逃げられない馬が1枠に入った場合は割り引いて考える必要があります。

 過去10回で船橋所属馬が8勝、川崎2勝、大井1勝、浦和0勝と船橋勢の活躍が目立ちます。また、過去にこのレースで上位入線した馬が翌年以降も好成績をおさめる傾向にあり、距離適性が非常に重要なレースです。2021年から南関東SⅢ重賞に格付けされ、賞金も500万円から1200万円に上がったことで、出走馬のレベルは高くなりました。タイムはそれほど目立って変わっていませんが、交流重賞に出走した経験を持つハイレベルな短距離のスペシャリストが勝利しています。

 SⅢになって過去2回の勝ち馬はいずれもその年の船橋記念に出走していますが、いずれも優勝はしていません。いわば「1000mでもまだちょっと長い」900mのスペシャリストがこの究極のスピード戦を制する傾向にあります。また川崎900mではサウスヴィグラス、バンブーエール、ヘニーヒューズ、フリオーソ産駒が活躍していることも覚えておくと役に立つかもしれません。

 上位人気が強いレースですが、近走の着順を見ると今年は例年と比べて人気も割れそうです。「過去にこのレースで好成績」「船橋記念出走」「交流重賞経験」という傾向を考えるとキモンルビー、カプリフレイバー、前走から負担重量2kg減となるコウギョウブライトが有力といえるでしょう。

 一発があるとしたら同じく前走から負担重量2kg減、JRA在籍時の戦績からはここでも通用するコパシーナ。川崎900m向きのヘニーヒューズ産駒、大型馬の叩き2戦目、二頭出しの人気薄ということもありハマれば面白そうで注目したいです。

<文・ニャートバー>

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