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【黒船賞】兵庫のイグナイターが完勝でJRA勢を撃破!

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3月16日の高知4Rで行われた第24回黒船賞(4歳以上、JpnIII、別定、ダート・右1400メートル、11頭立て=ピンシャンが出走取消、1着賞金=2600万円)は、田中学騎手の3番人気イグナイター(牡4歳、兵庫・新子雅司厩舎)が、好位のイン3番手を追走から最終コーナーで内をとおって前へ出ると、直線でも後続の追い上げを振り切り完勝。強力JRA勢を撃破し、交流重賞初制覇を果たした。タイムは1分30秒3(良)。

1馬身差の2着に2番手追走からじわじわと伸びたヘリオス(2番人気)、さらにクビ差遅れた3着には直線インから脚を伸ばしたダノングッド(6番人気)が入った。1番人気に推されたラプタスは先手を取るも直線入り口で交わされると伸びを欠いて6着に敗れた。

◆田中学騎手「本当に正直に嬉しいです。前走で自信がついたので今日は勝負に出たので勝利できて嬉しく思います。道中は手応え抜群だったので、若干抜け出すタイミングが早かったですが、もう少し我慢してたら楽に勝てたかなというくらいの手応えでした。リラックスして力みもなく僕の指示に従ってくれて、すごく楽な競馬で4コーナー迎えることが出来ました。ハンデ戦ではない黒船賞を勝てたことはすごく自信に繋がります。これからも大きなレースに沢山挑んでいきたいです。高知にこれだけ人が入ってるのを初めて見ました(笑)またコロナが収まったら競馬場にも足を運んでください」

黒船賞を勝ったイグナイターは、父エスポワールシチー、母ビアンコ、母の父ウォーニングという血統。北海道日高町・春木ファームの生産で、馬主は野田善己氏。通算成績は14戦7勝(うち中央3戦1勝)。重賞は21年の楠賞、22年の黒潮スプリンターズカップに次いで3勝目。管理する新子雅司調教師は18年のエイシンヴァラーに次いで黒船賞2勝目、騎乗した田中学騎手は初勝利。

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