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【大井・東京プリンセス賞2024】地方競馬重賞展望 プリンセスアリーが課題を克服し2冠を目指す

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【大井・東京プリンセス賞2024】地方競馬重賞展望 プリンセスアリーが課題を克服し2冠を目指す


東京プリンセス賞・レース概要】
大井競馬場のダート1800m戦で争われる、3歳牝馬の重賞競走。3月に行われる浦和・桜花賞、6月に行われる川崎・関東オークスの間に位置し、南関東4競馬場(大井、川崎、船橋、浦和)における3歳牝馬クラシック戦線の2冠目にあたるレースとなっている。浦和・桜花賞の1~3着馬に優先出走権が与えられている。
1987年に創設されたレースで、大井競馬場のスタンド改修工事に伴い、2002年と2003年に距離が1790mに変更された以外は創設当時から大きな変更事項などはない。上位2頭には関東オークスへの優先出走権が付与される。南関東における重賞格付けはS1。

東京プリンセス賞・検討のポイント】
まず、浦和・桜花賞を制したプリンセスアリーの2冠達成なるか? が最大の見どころにはなってくる。ただ、いくつか挙げられる課題を同馬が克服できるのか、またできない場合そのウィークポイントを突いてタイトルを獲得する馬がどの馬になるのかが、馬券検討においてはポイントとなりそうだ。

東京プリンセス賞・出走馬概要】
プリンセスアリー
浦和・桜花賞優勝時、2着だったパペッティア、同3着のミチノアンジュは今回出走していない。この点については、2冠達成を目指す上で大きなプラス材料と考えていいだろう。
問題はこの馬が浦和競馬場以外で走ったことがない、という点ではないだろうか。
浦和競馬所属馬は普段、埼玉県さいたま市緑区上野田にある、野田トレーニングセンター内の厩舎に滞在していて、地元・浦和でのレースとなった場合も競馬場までの輸送が生じており、輸送そのものは常に経験している。ただし、大井競馬場までの輸送となると、これまでとはレース前に馬運車に乗る時間が全く異なることはいうまでもない。また浦和は左回りコースだが、大井は右回りで、今回は初物づくしの一戦。この点がどの程度パフォーマンスに影響するのかを考慮すべきだろう。今回も森泰斗騎手が手綱を取る。

シトラルテミニ
前走の浦和・桜花賞は4着。当時、プリンセスアリーに1秒1差をつけられており、この差を逆転できるのかが大きなポイントとなる。ただし大井所属馬でもあり、普段から調教でも走っているコースでのレースとなる点は大きなプラス材料と言えそうだ。2歳時から園田、金沢、笠松への遠征も経験しており、精神面でのタフネスさも強い味方となりそう。矢野貴之騎手が引き続き騎乗する。

ローリエフレイバー
昨年の東京2歳優駿牝馬の勝ち馬。前走、2月の雲取賞(11着)を使われて以来となる。その大敗自体は、JRA所属の牡馬が相手だったことを考えるとノーカウントと判断してもいいのかもしれないが、浦和・桜花賞はあえて使わなかったのか、それとも出走できる状態ではなかったのか、どちらなのかが気になるところだ。当日の馬体重とパドックの気配に注意したい。今回も野畑凌騎手とコンビを組む。

上記3頭以外では、東京2歳優駿牝馬2着馬で、浦和・桜花賞は5着だったミスカッレーラにもチャンスがありそうだ。2歳時に川崎・ローレル賞を制した実績がある。

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