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【かしわ記念】ワイドファラオが逃げ切りGI初勝利

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【かしわ記念】ワイドファラオが逃げ切りGI初勝利

 かしわ記念(ダ1600メートル)が5日、船橋競馬場で7頭によって争われ、最内枠を利して逃げた福永騎乗で6番人気のワイドファラオが押し切り、GI初制覇を果たした。タイム1分38秒6(良)。2馬身差の2着がケイティブレイブで、さらに1馬身半差の3着がサンライズノヴァ。約1年5カ月ぶりに復帰したルヴァンスレーヴは5着、1番人気のモズアスコットは6着で、波乱の決着になった。

 ◇

 伏兵ワイドファラオが、人気馬を尻目に逃げ切り勝ち。4度目のGI挑戦で初めてタイトルを獲得した。

 「3コーナーまで楽に行けて、後ろを待たずに自分のペースで上がっていった。馬と一緒に気持ちのいい走りができた」

 4月に皐月賞を制し、3日にJRA通算2300勝を達成したばかりの福永騎手が笑顔で振り返る。ルヴァンスレーヴが2番手につけたものの、極端なプレッシャーを受けることなくマイペースでの逃げ。直線でも脚を伸ばし、他馬の追撃を封じた。「こうなればいいな、と思っていた通りの展開になった」と満足げだ。

 まだ4歳。これからも芝、ダートを問わず、軽快なスピードを武器にタイトルを積み重ねていくに違いない。

■ワイドファラオ 父ヘニーヒューズ、母ワイドサファイア、母の父アグネスタキオン。栗毛の牡4歳。栗東・角居勝彦厩舎所属。北海道新ひだか町・フジワラフアームの生産馬で、馬主は幅田昌伸氏。戦績12戦4勝(うち地方2戦1勝)。獲得賞金1億7535万3000円(うち地方6735万円)。重賞は2019年GIIニュージーランドT、GIIIユニコーンSに次いで3勝目。かしわ記念は角居勝彦調教師が初勝利、福永祐一騎手は03年スターリングローズに次いで2勝目。馬名は「冠名+王様」。

 ◆長岡騎手(ケイティブレイブ2着)「前走(フェブラリーS2着)と同じようにリズム良く競馬ができた。ロスなく内を回れ、しまいもしっかり伸びた」 ◆武豊騎手(サンライズノヴァ3着)「スタートのタイミングは良かったが、つまずいて後ろのポジションになった。馬場も乾いていて空回りしていた」 ◆田辺騎手(アルクトス4着)「スローペースで逃げた馬が楽になってしまった。自分の競馬はできた」 ◆M・デムーロ騎手(ルヴァンスレーヴ5着)「レース全体としてはうまくいったが、1年5カ月ぶりで、4コーナーではバテてしまった。次は楽しみ」 ◆ルメール騎手(モズアスコット6着)「4つのコーナーや深い砂に脚を取られ、3コーナーから頭を上げてブレーキをかけてしまった」 ◆有年淳騎手(ナンヨーオボロヅキ7着)「ペースが上がったときについていけなかった」



★売り上げレコード…かしわ記念の売り上げは18億9672万1600円で、対前年比約121%のレコード。船橋競馬1日の売り上げ34億8566万6470円も従来を約5億円上回るレコードとなった。

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