全日本2歳優駿 Jpn1

12月11日() 川崎競馬場/ダ1600m

全日本2歳優駿歴史と概要

2019年の優勝馬ヴァケーション
2019年の優勝馬ヴァケーション

1950年に創設された2歳ダートチャンピオンを決める伝統の一戦。創設当初は南関東地区限定戦として施行されていたが、1997年に指定交流競走となり、競走名に違わぬレースとして位置付けられるようになった。遡れば、のちに中央へ移籍し日本ダービーを制する第4回(1953年)のネンタカラ(ゴールデンウエーブ)や第8回(1957年)のダイゴホマレ、ゆくゆくは海外の重賞でも活躍する第48回(1997年)のアグネスワールド、第50回(1999年)のアグネスデジタル、第53回(2002年)のユートピア、第73回(2022年)のデルマソトガケ、第74回(2023年)のフォーエバーヤングといった馬たちが歴代優勝馬として名を連ねている。第57回(2006年)のフリオーソは地方所属馬の代表格といえる存在で、古馬になってからもJRA所属馬を相手にダートグレード競走で一線級の戦いを繰り広げていた。ほかにも、第70回(2019年)には川崎生え抜きのヴァケーションが1着となり、地元川崎所属馬としては24年ぶり、指定交流競走となってからは初勝利となる快挙を達成。また、本競走は2017年からアメリカで行われるケンタッキーダービーの出走馬選定ポイントシリーズに選ばれており、2018年には国際競走に昇華されるなど、歴史ある重賞はさらなる進化を遂げている。

歴代優勝馬

1998年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。

回数 開催日 優勝馬 性齢 勝ち
タイム
騎手 調教師 レース
結果
第74回 2023年12月13日
川崎 ダ1600m
フォーエバーヤング
フォーエバーヤング 牡2 1.43.5 坂井瑠星 JRA 矢作芳人 全着順を
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第73回 2022年12月14日
川崎 ダ1600m
デルマソトガケ
デルマソトガケ 牡2 1.43.3 松若風馬 JRA 音無秀孝 全着順を
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第72回 2021年12月15日
川崎 ダ1600m
ドライスタウト
ドライスタウト 牡2 1.39.2 戸崎圭太 JRA 牧浦充徳 全着順を
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第71回 2020年12月16日
川崎 ダ1600m
アランバローズ
アランバローズ 牡2 1.40.7 左海誠二 船橋 林正人 全着順を
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第70回 2019年12月18日
川崎 ダ1600m
ヴァケーション
ヴァケーション 牡2 1.41.9 吉原寛人 川崎 高月賢一 全着順を
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第69回 2018年12月19日
川崎 ダ1600m
ノーヴァレンダ
ノーヴァレンダ 牡2 1.42.8 北村友一 JRA 齋藤崇史 全着順を
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第68回 2017年12月13日
川崎 ダ1600m
ルヴァンスレーヴ
ルヴァンスレーヴ 牡2 1.41.6 M.デム JRA 萩原清 全着順を
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第67回 2016年12月14日
川崎 ダ1600m
リエノテソーロ
リエノテソーロ 牝2 1.42.8 吉田隼人 JRA 武井亮 全着順を
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第66回 2015年12月16日
川崎 ダ1600m
サウンドスカイ
サウンドスカイ 牡2 1.43.1 戸崎圭太 JRA 佐藤正雄 全着順を
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第65回 2014年12月17日
川崎 ダ1600m
ディアドムス
ディアドムス 牡2 1.45.3 三浦皇成 JRA 高橋裕 全着順を
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第64回 2013年12月18日
川崎 ダ1600m
ハッピースプリント
ハッピースプリント 牡2 1.40.4 宮崎光行 北海道 田中淳司 全着順を
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第63回 2012年12月19日
川崎 ダ1600m
サマリーズ
サマリーズ 牝2 1.41.9 藤岡佑介 JRA 藤岡健一 全着順を
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第62回 2011年12月14日
川崎 ダ1600m
オーブルチェフ
オーブルチェフ 牡2 1.41.6 中舘英二 JRA 萩原清 全着順を
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第61回 2010年12月15日
川崎 ダ1600m
ビッグロマンス
ビッグロマンス 牡2 1.41.2 田中勝春 JRA 河野通文 全着順を
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第60回 2009年12月16日
川崎 ダ1600m
ラブミーチャン
ラブミーチャン 牝2 1.40.0 濱口楠彦 笠松 柳江仁 全着順を
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第59回 2008年12月17日
川崎 ダ1600m
スーニ
スーニ 牡2 1.40.5 内田博幸 JRA 吉田直弘 全着順を
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第58回 2007年12月19日
川崎 ダ1600m
イイデケンシン
イイデケンシン 牡2 1.41.8 藤田伸二 JRA 昆貢 全着順を
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第57回 2006年12月13日
川崎 ダ1600m
フリオーソ
フリオーソ 牡2 1.41.8 内田博幸 船橋 川島正行 全着順を
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第56回 2005年12月21日
川崎 ダ1600m
グレイスティアラ
グレイスティアラ 牝2 1.42.3 田中勝春 JRA 手貴久 全着順を
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第55回 2004年12月22日
川崎 ダ1600m
プライドキム
プライドキム 牡2 1.40.6 池添謙一 JRA 池添兼雄 全着順を
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第54回 2003年12月17日
川崎 ダ1600m
アドマイヤホープ
アドマイヤホープ 牡2 1.42.8 武豊 JRA 橋田満 全着順を
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第53回 2002年12月25日
川崎 ダ1600m
ユートピア
ユートピア 牡2 1.42.4 河内洋 JRA 橋口弘次 全着順を
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第52回 2001年12月25日
川崎 ダ1600m
プリンシパルリバー
プリンシパルリバー 牡2 1.42.5 五十嵐冬 北海道 成田春男 全着順を
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第51回 2000年12月13日
川崎 ダ1600m
トーシンブリザード
トーシンブリザード 牡3 1.42.6 石崎隆之 船橋 佐藤賢二 全着順を
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第50回 1999年12月23日
川崎 ダ1600m
アグネスデジタル
アグネスデジタル 牡3 1.41.1 的場均 JRA 白井壽昭 全着順を
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第49回 1998年12月29日
川崎 ダ1600m
アドマイヤマンボ
アドマイヤマンボ 牡3 1.43.3 田中勝春 JRA 橋田満 全着順を
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歴史と位置付け

川崎競馬場が開場した1950年に南関東地区の3歳(現在の2歳)限定戦としてレース創設。地方競馬で現存する重賞のなかでは最も長い歴史を持つ。施行距離は幾度かの変遷を経て、1959年からダート1600mで定着。1985年には地方他地区所属馬も出走できるようになり、1997年にJRA所属馬、2018年には外国調教馬にも門戸が開かれた。現在はNARで2例目となる国際競走(国際格付けはL)のダートグレード競走として施行されており、ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の役割も担う。

開催時期

第1回(1950年)は8月13日。第2回(1951年)は11月4日。第3回(1952年)は9月30日。第4回(1953年)は11月6日。第5~28回(1954~1977年)は11月中旬~12月下旬で転々と開催。第29回(1978年)以降は12月中旬~下旬に開催されている。

競走条件

施行場所:川崎ダート1600m(左回り)
出走資格:2歳
1着賞金:4200万円
負担重量:定量

年表

1950年川崎ダート1200m、3歳(現在の2歳)、「全日本三才優駿」として創設
中央招待競走として実施(~1950年)
1951年施行距離をダート1400mに変更
1956年施行距離をダート1500mに変更
1959年施行距離をダート1600mに変更
1985年地方全国交流競走に指定
1988年競走名を「全日本3歳優駿」に改称
1997年G2(国内独自)に格付け
指定交流競走に指定
2001年競走名を「全日本2歳優駿」に改称
2002年G1(国内独自)に昇格
2007年格付け表記をJpn1に変更
2017年「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」に指定
2018年国際競走に指定(国際格付けは「L」)
2021年2歳チャンピオンシリーズに指定(~2022年)
2023年未来優駿に指定
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