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【金沢・中日杯2024】地方競馬重賞展望 名牝ハクサンアマゾネスのラストラン 有終の美なるか?

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【金沢・中日杯2024】地方競馬重賞展望 名牝ハクサンアマゾネスのラストラン 有終の美なるか?

中日杯・レース概要】
金沢競馬場のダート2000mで争われる、金沢所属の3歳以上の馬による重賞競走。1965年創設という古い歴史を持ち、創設当初から冬期のオフシーズンに入る前に行われる、1年の総決算的な意味を持つレースとなっている。創設以来2300m戦として行われていたが、2015年に1900m戦に変更され、翌2016年以降は現在の2000m戦となっている。

中日杯・検討のポイント】
デビュー以来、獲得した重賞タイトルは25。この中には金沢競馬場だけではなく、園田競馬場や名古屋競馬場で勝利したレースも含まれている。そんな金沢競馬の歴史に残る名牝ハクサンアマゾネスが、このレースを最後に引退する。どういう内容で花道を飾るのか、はたまた引導を渡す存在が現れるのか、大いに注目したい一戦だ。

中日杯・出走馬概要】
ハクサンアマゾネス
今年敗れたのは、3走前の金沢・読売レディス杯(3着)と、2走前の名古屋・秋桜賞(2着)の2回で、いずれも他地区の馬も参戦できる地方全国交流のレースだった。今回は金沢所属馬同士の対戦で、牡馬も出走するが、このレースは過去3勝を挙げているだけに全く問題ないだろう。注意すべきは、成長著しい3歳馬のみということになるか。もちろん今回も、吉原寛人騎手とのコンビで挑む。

ナミダノキス
出走メンバー中最年少の「成長著しい3歳馬」。現在6連勝中で、この中には6月の石川優駿も、10月のサラブレッド大賞典も含まれている。前走の特別戦で初めて古馬相手のレースを経験したが、全く危なけない勝ちっぷりだった。この内容なら、女傑ハクサンアマゾネス相手でも楽しみではないだろうか。鞍上・柴田勇真騎手の手腕にも注目が集まる。

ダイヤモンドライン
上記2頭と他の馬との間に大きな実力差がある印象だが、第3の馬と言えば、百万石賞2着のこの馬ということになりそうだ。2走前の北國王冠で7着と大敗したが、当時は馬体重が12キロ増えている状態だった。前走でひと叩きされて、ベストコンディションで挑んでくるここは注目しておきたい。前走に引き続き、吉田晃浩騎手が騎乗する。

上記3頭以外では、岩手から移籍後2戦目となるヴァケーションに注目したい。2019年に川崎の全日本2歳優駿を優勝したJpn1馬で、今年も水沢・赤松杯3着、盛岡・シアンモア記念2着などの実績をあげている。休養明けの前走を使われ叩き2戦目で迎える今回は、不気味な存在となりそうだ。

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