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【南関東重賞展望】東京2歳優駿牝馬2023 3戦3勝ミスカッレーラの敵は道営勢と初めての右回りコース

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【南関東重賞展望】東京2歳優駿牝馬2023 3戦3勝ミスカッレーラの敵は道営勢と初めての右回りコース


東京2歳優駿牝馬・レース概要】
1977年に創設。当初は「東京3歳優駿牝馬」という名称だったが、2001年に競走馬の年齢表記を国際基準に合わせることになったため、現名称に変更された。2007年以降は大井競馬場で大晦日に行われる重賞競走として、そして東京大賞典東京シンデレラマイルと共に年末の大井重賞3連戦を構成するレースとして、ファンの間で定着している。南関東グレードはS1。

東京2歳優駿牝馬・検討のポイント】
無傷の3戦3勝で駒を進めたミスカッレーラが人気の中心となりそうだが、課題もあり、他の人馬が付け入る隙もありそうだ。特に各地の交流重賞で活躍が目立つ道営・ホッカイドウ競馬の所属馬には警戒しておきたい。

東京2歳優駿牝馬・出走馬概要】
ミスカッレーラ
シニスターミニスター産駒。今年のフジノウェーブ記念を勝ったギャルダルの半妹にあたる。デビューから3連勝の形で前走のローレル賞を勝利しており、実績は最上位と考えていい。
ただこれまでの3戦は船橋と川崎が舞台で、右回りコースは今回が初めてとなる点には注意しておきたいところだ。今回はデビュー戦で手綱を取った矢野貴之騎手が騎乗する。

モズミギカタアガリ
グランプリボス産駒で道営・米川昇厩舎の管理馬。前走のエーデルワイス賞を勝利して、この舞台に駒を進めてきた。2走前に門別・1700m戦のブロッサムカップで2着に入っており、前走からの距離延長に不安はない。大井の内回りコースでは不利な大外枠を引いてしまったので、今回手綱を取る笹川翼騎手がどんなレース運びをするのかが、ポイントとなりそうだ。

コモリリーガル
バトルプラン産駒で、モズミギカタアガリと同じ道営・米川昇厩舎の管理馬。近2走は園田・プリンセスカップ、盛岡・プリンセスカップと、いずれも他地区に遠征して重賞を勝っており、輸送慣れしている点は評価すべきだろう。
ただし、地方競馬における地区間のレベル差を考えると、今回は相手が強くなっていると考えるべきで、2枠2番という絶好枠を活かしてどんなレースぶりを見せるのか、注目したいところだ。今回は和田譲治騎手と初めてのコンビを組む。

シトラルテミニ
インカンテーション産駒で、道営・田中淳司厩舎の管理馬。この馬も近走は遠征競馬が続いており、園田プリンセスカップ(2着)、金沢シンデレラカップ(1着)、ラブミーチャン記念(2着)といずれも連対している。本馬も相手強化が課題だが、最内枠を引いた点は大きなプラス材料と言えるだろう。今回は道営から期間限定騎乗中の桑村真明騎手が手綱を取る。

上記4頭以外では3連勝中のマジェスティックウォリアー産駒・ローリエフレイバーに注目が集まりそうだ。いずれも2着以下に1秒以上の差をつける強い内容での3連勝だが、初めての重賞挑戦で、相手強化が課題となる。


(文・菅野一郎)

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