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【埼玉新聞栄冠賞】ジョエルが2年2カ月ぶり3度目の重賞制覇

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【埼玉新聞栄冠賞】ジョエルが2年2カ月ぶり3度目の重賞制覇

4番人気のジョエルが2年2カ月ぶり3度目の重賞制覇を飾った。道中は3番手の外を追走。2周目3コーナーで仕掛けると、逃げ粘る1番人気のランリョウオーをゴール寸前でクビ差捕らえた。タイム2分8秒0(良)。これで浦和記念(11月23日、浦和、JpnⅡ、ダ2000メートル)の優先出走権を獲得。手綱を取った所蛍騎手は、デビュー6カ月でうれしい重賞初Vとなった。

ジョエル 父トーセンブライト、母トーセンレインボー、母の父ダイワメジャー。鹿毛の牡5歳。船橋・張田京厩舎所属。北海道日高町・有限会社エスティファームの生産馬で、馬主は島川隆哉氏。戦績34戦8勝。獲得賞金1億496万5000円。重賞は2021年SⅢクラウンC、SⅡ黒潮盃に次ぐ3勝目。埼玉新聞栄冠賞は張田京調教師、所蛍騎手ともに初勝利。



◆所蛍騎手(ジョエル1着)「前めにつけられて、スムーズな競馬ができた。(自身の重賞初Vは)シンプルにうれしい。機会を与えてもらって感謝の思いしかない」

◆張田京調教師(同)「馬自身は涼しくなって上向いていた。鞍上の選択には悩んだけど、若い騎手を育てなくてはならないからね。次走は未定」

◆本橋孝騎手(ランリョウオー2着)「普通なら勝つようなパターンだったんだけどね。思い当たる敗因はない。左回りのほうがまっすぐに走っている」

◆張田昂騎手(ユアヒストリー3着)「スローではどうかと思ったけど、ペースが流れてくれて乗りやすかった。よく走ってくれた」

◆本田重騎手(エルデュクラージュ4着)「2、3番手で行ければよかったけど、枠順的に外に出せなかった。でも休み明けで9歳を思えば頑張っている」

◆笹川翼騎手(ヴェルテックス5着)「リズム良く運べたし、2周目2コーナーでは勝ったと思ったけど、勝ち馬との決め手、器用さの差が出た。力負けではない」

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