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【川崎・エンプレス杯2024】山崎エリカのDG攻略 上がり馬よりも実績馬を重視

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【川崎・エンプレス杯2024】山崎エリカのDG攻略 上がり馬よりも実績馬を重視

 エンプレス杯は2023年までは2月下旬または3月上旬に行われていたが、今年から5月上旬に移行。このレースはかつては砂の女王決定戦の位置付けで、地方競馬のグレード制導入元年(1995年)には、ホクトベガが歴史的大差勝ちを収めたことで有名だ。しかし、2011年にJBCクラシックが創設され、その路線の番組が充実すると、かつてほどトップクラスが出走しなくなっていった。しかし、別定から定量戦に変更。これにより近年よりも好メンバーが集うことが予想される。

 まず、このレースの最有力は、前年のJBCレディスクラシックの連対馬である。過去10年の成績は【1・3・1・0】。1着の該当馬は、2023年のグランブリッジ。2着の該当馬は、2014年のアクティビューティ、2018年のプリンシアコメータ、2023年のヴァレーデラルナ。3着の該当馬は、2021年のマドラスチェック。ダートグレード一本道の馬はさすがに安定感がある。

 関東オークス以外の前年のエンプレス杯を除く、それ以降のG2、Jpn2で連対実績がある馬も有力。過去10年のこのレースでの成績は【5・4・1・1】。1着の該当馬は、2016年のアムールブリエ、2019年のプリンシアコメータ、2020年のアンデスクイーン、2021年のマルシュロレーヌ、2023年のグランブリッジ。2着の該当馬は、2015年のワイルドフラッパー、2019年のブランシェクール、2020年のアンデスクイーン、2021年のサルサディオーネ、、3着の該当馬は、2023年のテリオスベル。唯一の4着以下は、2018年のタマノブリュネットで6着だ。

 タマノブリュネットは前走のTCK女王盃で6着(1.2秒差)に敗れていたが、ブランシェクールは前走のTCK女王盃で9着(2.7秒差)から2着に巻き返している。この年のTCK女王盃は内2頭分が極端に軽く、外から追い上げる馬は苦しい特殊な馬場となっており、敗因がしっかりしていれば巻き返せるので注意したい。ブランシェクールは8番人気だった。

 もっと掘り下げて、前年のエンプレス杯とそれ以降の距離1800以上のG2、Jpn2で連対していた馬の過去10年も見ると、過去10年の成績は【2・2・0・0】と、連対率100%まで好走率が高まる。1着の該当馬は、2016年のアムールブリエ、2019年のプリンシアコメータ。2着の該当馬は、2015年のワイルドフラッパー、2022年のサルサディオーネである。名を連ねている馬は長距離巧者が多く、プリンシアコメータは前走がクイーン賞でトップハンデを背負って10着(3.6秒差)大敗から巻き返している。

 エンプレス杯は基本的に上がり馬よりも実績馬で、前記のブランシェクールのような近走や前走で大敗している実績馬が穴を開けている。それ以上の穴馬を狙うのであれば、昨年までなら斤量54㎏で出走できる地方の4歳馬、特に前年のロジータ記念(川崎ダ2100m)で4角1~2番手以内だった馬たちをオススメしていた。

 2009年には前年のロジータ記念の優勝馬シスターエレキングがこのレースで6番人気で2着入線し、2013年、2017年も前年のロジ―タ記念の連対馬のエミーズパラダイスやリンダリンダが2着入線していたからだ。しかし、今年から定量戦になったことで、それらの馬たちが苦戦することが予想される。

 よって、今後は前走で2.3秒以上大敗した馬を、前年のエンプレス杯を除くそれ以降の距離1800m以上のG2、Jpn2で連対実績か、1600m以上のG3、Jpn3で優勝していた馬を穴馬候補に推す。2019年のブランシュクール他、2017年の3着馬ヴィータアレグリア(6番人気)、2018年と2022年の2着馬サルサディオーネ(6番人気、2番人気)が前記に該当していた。


●本命候補
 ・前年のJBCレディスクラシックの連対馬。
 ・関東オークス以外の前年のエンプレス杯を除く、それ以降のG2、Jpn2で連対実績がある馬。
  (前年のエンプレス杯で連対馬は、より信頼できる)

 ●穴馬候補
 ・前走で2.3秒以上大敗した、前年のエンプレス杯を除くそれ以降の距離1800m以上のG2、Jpn2で連対実績か、1600m以上のG3、Jpn3の優勝馬。

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