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2023年1月のダートグレード競走

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2023年1月のダートグレード競走

1月はJRAで2つ、大井競馬場で1つのダートグレードが組まれている。

『東海ステークス』(GⅡ、左1800メートル)が22日(日)に中京競馬場で行われる。暮れのチャンピオン決定戦、チャンピオンズカップと同じ舞台で行われる一戦で、昨年はそのチャンピオンズCで8着だったスワーヴアラミス(7番人気)が、先に抜け出した1番人気のオーヴェルニュをゴール前を半馬身差捕まえてV。2020年マーチS、21年エルムS(ともにGⅢ)に次ぐ3年連続での重賞Vを達成した。勝ち馬には年明け最初のGⅠ・フェブラリーS(2月19日、東京、左1600メートル)への優先出走権が与えられる一戦だけに、本番を見据えた意味でも必見だ。

地方競馬では大井競馬場で25日(水)に『TCK女王盃』(JpnⅢ、右1800メートル)が行われる。年明け最初の牝馬によるダートグレード。過去10年はJRA所属馬が全て勝利と地方馬を圧倒している。昨年は21年のJBCレディスクラシックを制したテオレーマが勢いそのままにダートグレード3勝目をマーク。レースは好ダッシュを決めたケラススヴィアがそのまま逃げてレースを作る。テオレーマは9番手を追走し、直線勝負にかけると最後の直線でメンバー最速の末脚を発揮して、先に抜け出したショウナンナデシコをクビだけ捕らえた。そのショウナンナデシコはその後、エンプレス杯、マリーンC、かしわ記念、スパーキングレディCとダートグレードで4連勝したように、メンバーレベルが高かった。テオレーマはその後フェブラリーS(14)着をもって引退したが、春以降の牝馬路線の勢力図を測るうえで見逃せない。

JRAが施行するダート重賞で3番目に長い歴史をもつ『根岸ステークス』(GⅢ、左1400メートル)が29日(日)、東京競馬場で行われる。長い歴史を有するものの、連覇を達成したのは1997、98年のワシントンカラー、02、03年のサウスヴィグラスの2頭だけ。昨年は五分のスタートから中断を追走したテイエムサウスダンが、最後の直線で抜群の伸び脚を発揮し、先に抜け出したヘリオスに1馬身差つけてV。テイエムサウスダンはそれまで交流重賞4勝と地方の馬場で好成績をマークしていたが、これがうれしい中央重賞初制覇。さらに鞍上の岩田康誠騎手は通算1700勝のおまけつきだった。サウスダンはその後フェブラリーSにも出走して2着に好走するなど活躍中。JRAで唯一のダート1400メートルの名物重賞は見逃せない。

ダートグレード競走の公式サイトはこちらから。(https://www.keiba.go.jp/dirtgraderace/)

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