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【3・1川崎・エンプレス杯】ヴァレーデラルナが“最後の冬の女王”


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【3・1川崎・エンプレス杯】ヴァレーデラルナが“最後の冬の女王”

伝統の牝馬ダートグレード競走「第69回エンプレス杯」(JpnⅡ、ダート2100メートル)が3月1日、川崎競馬場で行われる。ダート競走の体系整備で来年から実施時期が5月上旬に変更され、〝冬の女王決定戦〟としての施行は今回が最後。過去10年全てで勝利を挙げているJRA勢が、今年も有力視される。



昨年のJBCレディスクラシックで新女王に輝いたヴァレーデラルナが主役を務める。一昨年12月にダート転向後は、10戦して【5・5・0・0】と素質が開花。重賞初挑戦となった2走前のJBCレディスクラシックで4連勝を飾り、牝馬ダート界の頂点まで上り詰めた。年明け初戦のTCK女王盃は勝ち馬の決め手に屈したものの、1馬身差としぶとく粘った。休み明けで大崩れしなかったのは、地力が高い証拠だ。1度使われた上積みは十分。川崎コースは今回が初めてだが、小回り向きの器用さがあるので問題ない。まだまだ伸びしろがある明け4歳馬。真の女王へ、好レースが期待される。

同じ4歳馬のグランブリッジも侮れない。昨年6月には、今回と同じ舞台の関東オークスで重賞初制覇。続くブリーダーズゴールドカップも制し、ダート牝馬路線のトップクラスに名を連ねる存在となった。3走前のJBCレディスクラシック、2走前のクイーン賞はともに2着と悔しい結果に終わったが、前走のTCK女王盃ではヴァレーデラルナを破って重賞3勝目をマークした。1800メートル以上は【4・2・0・0】と堅実。引き続き川田将雅騎手とのコンビで重賞連勝を狙う。

テリオスベルは昨年末のクイーン賞で重賞初Vを決めた。今年は2戦続けて4着だが、初戦のTCK女王盃は残り200メートルまで逃げて見せ場をつくり、連闘で挑んだ川崎記念では一線級の牡馬相手に力走。今回も先行する形に持ち込めるかが鍵となりそうだが、引き続き同じ舞台で牝馬同士ならクイーン賞の再現も十分可能とみる。

地方勢の筆頭格は、このエンプレス杯がラストランとなる大井のサルサディオーネ。これまで一線級の牡馬相手に互角な戦いを演じ、JpnⅡ2勝を含む重賞8勝を挙げた実績馬だ。このレースは2年連続2着惜敗。雪辱を果たし、有終の美を飾れるか注目したい。

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