地方競馬ニュース

【東京ダービー】9番人気のエメリミットが殊勲V!

 0   0   475
シェアする  x facebook LINEで送る
【東京ダービー】9番人気のエメリミットが殊勲V!

 6月3日の大井競馬第11Rで行われた東京ダービーは、山口達弥騎乗で単勝9番人気のエメリミットが3、4番手追走から直線で外に持ち出すと、マンガンとの叩き合いをクビ差で制して南関東3歳の頂点に立った。タイム2分6秒9(良)。この上位2頭はジャパンダートダービー(7月8日、大井、交流GI、ダート2000メートル)の優先出走権を獲得。2着から2馬身差の3着にはティーズタンクが入り、1番人気のゴールドホイヤーは追い込み届かず5着に敗れた。

 東京ダービーを勝ったエメリミットは、父シンボリクリスエス、母プーカ、母の父キングカメハメハという血統。黒鹿毛の牡3歳。船橋・林正人厩舎所属。北海道新ひだか町・飯岡牧場の生産馬で、馬主は(有)太盛。戦績は12戦6勝。獲得賞金は6362万5000円。重賞初制覇。東京ダービーは林正人調教師は2013年インサイドザパークに次いで2勝目、山口達弥騎手は初勝利。



 寡黙な職人が大仕事をやり遂げた! 9番人気エメリミットの手綱をとった山口達弥騎手が、悲願の重賞初勝利。“ダービージョッキー”の称号も手にした。

 「まだ実感がないし、初めて重賞を勝ったのが、たまたまダービーという感じですよ」

 口元に笑みを見せながら話す山口騎手。デビューから16年、何度かタイトル獲得のチャンスもあったが、この大舞台で悲願を達成。「(ゴール寸前でマンガンに差された)東京湾Cの再現になってしまうかと思ったけど、よく頑張ってくれた。しまいに伸びるようになっている」と、パートナーの奮起をねぎらった。

 林正人調教師は「この馬で、この騎手で勝てたことが本当にうれしい」と、所属の山口騎手でダービーを制したことに万感の思い。「やることはやったし、ジョッキーには負担をかけたくないから、声をかけずに送り出した」という“親心”に弟子が応えた。

 エメリミットの次走は未定だが、内で我慢する競馬で勝ち切ったことからも地力強化は明らか。JRA勢や古馬が相手でも、“ダービー馬”として堂々とした走りを見せてくれるはずだ。(東京サンスポ・大貫師男)

 ◆町田直騎手(マンガン 2着)「最後は併せる形になったけど、勝ち馬とは地力の差があったようで、一度も前へ出られなかった」 ◆笹川翼騎手(ティーズダンク 3着)「展開が向いて、内から伸びかけたけど、最後はジリっぽくなった。1、2着馬とは切れ味の差」 ◆水野翔騎手(ブリッグオドーン 4着)「パドックから返し馬まで、ずっと気の悪さを出していたのが影響したかな」 ◆山崎誠騎手(ゴールドホイヤー 5着)「馬体に余裕があったためか、スタートから終始もたついていて、反応も鈍かった」 ◆的場文騎手(モンゲートラオ 8着)「最後のダービーだと思って臨んだが、前走では気がつかなかったズルさを出した。東京ダービーは勝てないようになっているのかな」

この記事はいかがでしたか?
ナイス  (0)
 ナイス!(0

このニュースへのコメント

コメント投稿

コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。
コメントはありません。

競馬関連ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース