マイルチャンピオンシップ南部杯 Jpn1

10月14日() 盛岡競馬場/ダ1600m

マイルチャンピオンシップ南部杯データ分析とレース傾向

盛岡ダ1600m

秋のダートG1・Jpn1戦線の開幕を告げるのが、盛岡競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ南部杯。左回りのダート1600mという舞台設定からフェブラリーSやかしわ記念との関連性も高く、レース史上初となる3歳制覇を飾ったルヴァンスレーヴにおいても全日本2歳優駿やユニコーンSで類する実績を残していた。なお、その3歳馬による例外を除けば、2002年以降の勝ち馬はいずれも同年のフェブラリーSに出走歴(枠順確定後の出走取消含む)があることもポイントといえるだろう。すでにG1・Jpn1で実績のある馬が強さを見せる一方で、1番人気は近年こそ勝利例が増えているものの、どちらかといえば1着付けを過信できない傾向にある。思いのほか連単系の馬券は配当妙味を求めやすく、2010年においては単勝1.0倍のエスポワールシチーが2着に入ったにもかかわらず、3連単は130万円を超える高額払い戻しとなった。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】

過去20年、1番人気が9勝、2番人気が7勝となり、1~2番人気で勝ち馬の大半を占めている。一方で、長らく5番人気以下からの優勝例はなかったが、2020年にアルクトスが6番人気で勝利。2016年からJRA所属馬の出走枠が増えたことで、上位人気馬が断然とは言い難くなりつつある。2019年においても単勝1.3倍のゴールドドリームが3着に敗れ、勝利したのは4番人気で単勝16.5倍をつけたサンライズノヴァだった(以下、文中のデータはいずれも2003年以降)

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 9-6-2-3 45.0% 75.0% 85.0% 88.0% 93.0%
2番人気 7-4-3-6 35.0% 55.0% 70.0% 120.5% 88.5%
3番人気 1-2-2-15 5.0% 15.0% 25.0% 25.5% 40.0%
4番人気 2-3-3-12 10.0% 25.0% 40.0% 183.5% 72.0%
5番人気 0-1-5-14 0.0% 5.0% 30.0% 0.0% 70.5%
6~9番人気 1-4-4-72 1.2% 6.2% 11.1% 8.5% 46.4%
10番人気以下 0-0-1-105 0.0% 0.0% 0.9% 0.0% 32.6%

【脚質】

マイルチャンピオンシップ南部杯が行われるダート1600mは、コーナー2回のワンターンコースで、向正面2コーナー奥の引き込み線からスタート。最初のコーナーまでの距離が900mと非常に長いことからスローペースになりやすく、2012年2着ダイショウジェット(6番人気)、2017年2着ノボバカラ(7番人気)、2020年1着アルクトス(6番人気)、2021年2着ヒロシゲゴールド(7番人気)、2022年2着へリオス(6番人気)など、人気薄の先行馬が穴をあけやすい傾向にある。勝ち馬においても4コーナーを先頭、もしくは2番手で回ってくる場合がほとんどで、最後の直線だけで二転三転するような結果にはなりにくい。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 9-7-2-11 31.0% 55.2% 62.1% 169.3% 134.8%
先行 9-9-12-22 17.3% 34.6% 57.7% 72.5% 167.9%
差し 1-3-6-81 1.1% 4.4% 11.0% 2.3% 17.0%
追込 0-0-0-97 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
不明 1-1-0-16 5.6% 11.1% 11.1% 8.3% 17.2%

【枠順】

勝利数では2枠、6枠、7枠が最多タイとなる5勝で並ぶ。なお、1枠と5枠は指定交流競走になってからいまだに勝ち馬を出せておらず、2018年には単勝1.6倍の1番人気に推されたゴールドドリーム(5枠7番)も勝ちあぐねた。また、最たる例は2010年のエスポワールシチー(3枠3番)といえるが、圧倒的な人気馬でも、内で閉じ込められてしまうと直線だけで挽回することは難しい。したがって、脚質や展開も考慮したうえで、枠順別成績の良し悪しも考えるべきだろう。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 0-1-2-22 0.0% 4.0% 12.0% 0.0% 31.6%
2枠 5-2-0-22 17.2% 24.1% 24.1% 102.1% 53.1%
3枠 1-3-3-29 2.8% 11.1% 19.4% 4.2% 28.9%
4枠 1-5-2-29 2.7% 16.2% 21.6% 13.5% 50.5%
5枠 0-2-4-34 0.0% 5.0% 15.0% 0.0% 112.5%
6枠 5-2-1-32 12.5% 17.5% 20.0% 28.8% 25.3%
7枠 5-2-3-30 12.5% 17.5% 25.0% 43.0% 50.5%
8枠 3-3-5-29 7.5% 15.0% 27.5% 64.0% 43.3%

【所属】

近年はJRA所属馬が上位を独占する結果が続いていたが、2020年には大井所属のモジアナフレイバーが7番人気3着と健闘。地方所属馬の馬券圏内への入線は2010年3着グランシュヴァリエ(高知)以来となる10年ぶりのことだった。なお、指定交流競走となってからの地方所属馬による優勝例は1998年メイセイオペラ(岩手)、2002年トーホウエンペラー(岩手)の2頭。2002年においては、1着トーホウエンペラー(岩手)、2着バンケーティング(岩手)、3着マキバスナイパー(船橋)と地方所属馬がJRA所属馬を一蹴している。

◆所属別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
JRA 20-19-17-71 15.7% 30.7% 44.1% 71.2% 80.2%
地方 0-1-3-156 0.0% 0.6% 2.5% 0.0% 27.0%

【前走】

◆前走成績(過去6開催)

馬名
(着順)
前走
日付 レース名 クラス




タイム 1(2)着馬
231 レモンポップ 02/19 東京 フェブラリー G1 ダ1600 16 1 1 1.35.6 レッドルゼル
2 イグナイター 09/15 園田 園田チャレン 重賞2 ダ1400 8 1 1 1.28.2 アポロティアモ
3 レディバグ 08/31 佐賀 サマーチャン Jpn3 ダ1400 12 3 3 1.26.2 サンライズホーク
221 カフェファラオ 06/05 東京 安田記念 G1 芝1600 18 10 17 1.33.3 ソングライン
2 ヘリオス 06/01 浦和 さきたま杯 Jpn2 ダ1400 11 1 5 1.25.9 サルサディオーネ
3 シャマル 09/21 浦和 テレ玉杯オー Jpn3 ダ1400 11 1 1 1.25.8 リメイク
211 アルクトス 06/03 浦和 さきたま杯 Jpn2 ダ1400 12 1 1 1.24.9 エアスピネル
2 ヒロシゲゴールド 08/09 盛岡 クラスターカ Jpn3 ダ1200 14 2 3 1.11.9 リュウノユキナ
3 ソリストサンダー 08/08 函館 エルムステー G3 ダ1700 14 2 10 1.45.9 スワーヴアラミス
201 アルクトス 08/09 札幌 エルムステー G3 ダ1700 14 6 6 1.44.1 タイムフライヤー
2 モズアスコット 05/05 船橋 かしわ記念 Jpn1 ダ1600 7 1 6 1.40.5 ワイドファラオ
3 モジアナフレイバー 09/29 船橋 千葉ダートマ オープン ダ1600 稍重 8 1 1 1.40.6 エンパイアミライ
191 サンライズノヴァ 07/07 中京 プロキオンス G3 ダ1400 稍重 15 6 4 1.21.7 アルクトス
2 アルクトス 07/07 中京 プロキオンス G3 ダ1400 稍重 15 2 1 1.21.2 ミッキーワイルド
3 ゴールドドリーム 05/06 船橋 かしわ記念 Jpn1 ダ1600 稍重 11 2 1 1.40.2 インティ
11
(JRA)
1 トランセンド 02/20 東京 フェブラリー G1 ダ1600 16 1 1 1.36.4 フリオーソ
2 ダノンカモン 09/19 阪神 エニフステー オープン ダ1400 10 2 1 1.23.7 ケイアイガーベラ
3 シルクフォーチュン 09/03 新潟 BSN賞 オープン ダ1200 13 2 3 1.10.5 アースサウンド
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