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【南関東重賞展望】クイーン賞2023 53キロならここでは中心視妥当なパライバトルマリン

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【南関東重賞展望】クイーン賞2023 53キロならここでは中心視妥当なパライバトルマリン


クイーン賞・レース概要】
1955年に創設された、古い歴史を持つ重賞競走。今年で69回目となる。創設された当時から牝馬限定戦で、船橋競馬場の1800m戦で実施されてきた。
1997年にJRA所属馬も出走可能なダートグレード競走となったが、特徴的なのはハンデキャップ競走として行われている点。ダートグレード競走としては初めてで、2006年から採用されている。格付けはJpn3。
なお、来年からはダート競馬の体系整備に伴い、施行時期が2月となる。従って、2023年度はこの競走が2回実施される。

クイーン賞・検討のポイント】
他のダートグレード競走と同様、JRA所属馬が中心となるが、ハンデ戦だけに斤量差をどう判断するのかが、大きなポイントとなる。特に3歳馬の比較が馬券検討の大きなポイントと言えそうだ。

クイーン賞・出走馬概要】
パライバトルマリン
今年6月に川崎の関東オークスを制した3歳馬。続く8月の門別・ブリーダーズゴールドカップでも、古馬相手に2着に入っている。
ハンデは53キロ。今回、JRAからは4頭参戦しているが、更に重い斤量で出走する馬もいるだけに、実績を踏まえるとハンデに恵まれたと考えて良い。ややレース間隔が空いている点だけが気になるところだ。戸崎圭太騎手が手綱を取る。

ビジン
2勝クラスをダート戦で勝ち上がったが、その後は芝コースばかりを使われている。3勝クラスは芝コースでの勝ち星で、芝・ダートのどちらもこなすタイプと考えていい。オープン入り後は芝で結果が出ていないが、ダートで再び変わり身を見せる可能性は十分にある。パライバトルマリンと同じ53キロでの出走で、更に重い斤量を背負う馬もいるだけに、馬券圏内に入る可能性は高い。

ライオットガール
8月に新潟・レパードステークスを勝利している。続く大井・レディスプレリュードでも3着に入った。前走のJBCレディスクラシックでは6着に敗れたが、当時よりも今回は相手が楽になっているだけに軽視はできない。
但し、前述した2頭よりも1キロ重い54キロでの出走となる点は有利とは言えない。特に同じ3歳馬のパライバトルマリンとの斤量差は気になるところだ。

テリオスベル
昨年の勝ち馬で、今年はトップハンデ56.5キロを背負っての参戦となる。今年はブリーダーズゴールドカップも勝っており、トップハンデはやむを得ないが、当時2着だったパライバトルマリンとの斤量差が拡大している点が気になるところだ。逃げの手を打つことが可能なメンバーだけに、展開に恵まれるかどうかが大きなポイントとなりそうだ。

地方所属馬はいずれも51~52キロでの出走だが、上記のJRA所属馬4頭との比較ではもっと斤量差が欲しい馬ばかりといった感がある。ノーブルシルエット(52キロ)、サルサレイア(51キロ)といった大井の2頭がどこまで食い下がれるか、注目したい。


(文・菅野一郎)

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