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【名古屋・駿蹄賞2024】地方競馬重賞展望 中央勝ち実績をもつキャッシュブリッツが、東海優駿へ名乗りを上げる?!

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【名古屋・駿蹄賞2024】地方競馬重賞展望 中央勝ち実績をもつキャッシュブリッツが、東海優駿へ名乗りを上げる?!


駿蹄賞・レース概要】
前身はアングロアラブの重賞として1962年に創設された「中日スポーツ杯・春」。1966年にサラブレッドの重賞となり、さらに1991年に現名称となった。中京競馬場の芝コースで行われたり、距離が何度も変わったりと、数多の変更が繰り返されてきたが、2022年の名古屋競馬場移転に伴い、同競馬場の2000m戦となり、現在に至る。
東海地区(名古屋、笠松)における重賞格付けはSP1。上位2頭に東海優駿への優先出走権が付与される。

駿蹄賞・検討のポイント】
一時期は東海優駿へ最有力との見方もあったスティールアクターが、3月のネクストスター中日本で出走取消に。一頓挫明けの今回は割引が必要と思われ、混戦ムードとなった。何頭かにチャンスがありそうだが、近走のレースぶりを十分にチェックしたい。

駿蹄賞・出走馬概要】
スティールアクター
ネクストスター中日本での取消理由は疾病とのこと。詳細は不明だが、このレースに出走可能ということは軽いものであったに違いない。ただいずれにせよ順調さは欠いており、前走を無視して「買い」と判断すべきなのか? それとも東海優駿へ向けてのひと叩きとみるべきか? 馬券戦術上はその見極めが必要になりそうだ。

キャッシュブリッツ
メンバー中、JRAで勝ち星があるのはこの馬だけ。昨年末に中京で未勝利戦を勝っている。2月に笠松に移籍し、名古屋・スプリングカップに出走した際は5着。当時の勝ち馬がスティールアクターで、この結果からはメンバー中でも格下に思えるが、その後の笠松での2戦は2着以下に1秒以上の差をつける圧勝ぶり。今回、改めて地力を見極めるいい機会となりそうだ。スプリングカップの結果は参考外として注目してみたい。

フークピグマリオン
そのスプリングカップでは3着に入った後、スティールアクター不在のネクストスター中日本を勝利。昨年11月のゴールドウィング賞優勝馬でもあり、安定感という点では今回ナンバーワンの存在かもしれない。ラニ産駒のセン馬で、2000mへの距離延長が課題となりそうだ。

ミトノウォリアー
2月の笠松・ゴールドジュニア優勝馬。その後、名古屋での特別戦を勝って連勝の身で挑んだネクストスター中日本では2着。この一戦でフークピグマリオンとの勝負付けが済んだと考えるべきか、それとも距離延長で逆転の可能性があると判断すべきか、見解が分かれそうだ。逃げ馬不在のメンバーで最内枠を引いただけに、手綱を取る岡部誠騎手の手綱捌きにも注目が集まる。

上記4頭以外では、名古屋での特別戦を連勝したロイヤルストレートが馬券検討上も面白そうだ。軸馬を決めにくい、難解な一戦ではないだろうか。

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