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【南関東重賞展望】ハイセイコー記念2023 連勝中の4頭によるハイレベルな戦いだが、ピコイチが1枚上か?

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【南関東重賞展望】ハイセイコー記念2023 連勝中の4頭によるハイレベルな戦いだが、ピコイチが1枚上か?

ハイセイコー記念・レース概要】
1968年に創設された当時は「青雲賞」というレース名だった。2歳馬によるマイル戦での重賞競走。1972年の第5回優勝馬で後に中央競馬でも活躍したハイセイコーが2000年に死亡したことにより、翌2001年に現在の「ハイセイコー記念」にレース名が変更された。
南関東の重賞格付けはS1。12月に川崎競馬場で行われる全日本2歳優駿のトライアルレースとなっている。

ハイセイコー記念・検討のポイント】
デビュー戦から連勝を続けている馬が4頭おり、この4頭の比較が重要なポイントとなりそう。比較する上で重要なファクターとなるのは、距離適性か。

ハイセイコー記念・出走馬概要】
ピコイチ
ヘニーヒューズ産駒の牡馬。3戦3勝で、いずれのレースも2着以下に1秒以上の差をつけて勝利しており、初めての重賞競走でも「相手が強くなった」という印象はない。
今回は金沢から吉原寛人騎手が駆け付けて手綱を取ることからも、陣営がこの馬の素質を高く評価していることは明らかで、中心視すべき存在と言っても過言ではない。

ダテノショウグン
ピコイチの前走時に手綱を取っていた御神本訓史騎手はこの馬に騎乗する。バンブーエール産駒の牡馬で、ピコイチを上回る4戦4勝。同騎手は前走時も手綱を取っており、その前走では2着以下に1秒4差をつけている。4戦中3戦が1秒以上の差で勝っており、その点ではピコイチとの比較でも見劣る点はない。
この乗り替わりをどう推理するのかがポイントとなりそう。大外枠を引いてしまった点を懸念する声もあるが、11頭立てだけに枠順はあまり大きな問題にならないだろう。

クルマトラサン
ベストウォーリア産駒の牡馬。前走のゴールドジュニアを勝利しており、メンバー中では唯一の重賞勝ち馬でもある。2戦2勝。
ただし、デビュー戦が船橋の1000m戦、前走のゴールドジュニアは大井の1200m戦であり、マイル戦への距離延長をどう判断するかが大きなポイントとなりそう。今回も張田昂騎手が手綱を取る。

ドウザン
スクリーンヒーロー産駒の牡馬。この馬も2戦2勝だが、いずれも川崎での勝利で、大井への輸送、そして左回りといった未経験のファクターからどうしても評価を下げざるを得ない。
今回は笹川翼騎手との初コンビでの参戦となるが、鞍上が前記課題をどのように克服に導くのかが、大きなポイントとなりそう。

上記4頭以外はいずれも敗れた経験のある馬ばかりだが、鎌倉記念2着のConstitution産駒ライゾマティクスや、ルーキーズサマーカップ3着のタリスマニック産駒ポッドマーフィーは重賞競走で馬券圏内に入った実績から、ヒモ穴候補として押さえる馬券戦術も有効かもしれない。

(文・菅野一郎)

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