さきたま杯 Jpn1

6月19日() 浦和競馬場/ダ1400m

さきたま杯データ分析とレース傾向

浦和ダ1400m

秋に施行されているテレ玉杯オーバルスプリントと同じ浦和ダート1400mが舞台となるダートグレード競走。古馬ダートスプリント路線では数少ないJpn2競走であるとともに、この路線は秋口まで主要な番組が組まれていないことから、かしわ記念東京スプリントかきつばた記念に出走していた馬たちが一堂に会する。また、南関東所属馬が毎年のように上位入線を果たしており、JRA所属馬とも互角以上の戦いを繰り広げていることにも気を配らなければならない。ほか、得手不得手の出やすいコース設計からリピート好走が多いことも特徴のひとつ。過去に好走実績がある場合は近走成績が不振でもぞんざいには扱えない(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)。

【人気】

過去20年、1番人気が勝率および連対率において1位。2番人気も複勝率が1位、単勝回収率や複勝率回収率では1番人気を上回るプラス収支を記録するなど好成績を収めている。ただし、上位人気馬を馬券の軸に据えやすい傾向にある一方で、2004年には6番人気ロッキーアピールが単勝100.8倍のオッズで勝利する大波乱となり、直近では2020年に7番人気ノボバカラが上位人気馬を一蹴したように、伏兵がアタマまで突き抜けるシーンも念頭に置く必要がある(以下、文中のデータはいずれも2003年以降)

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 9-4-1-6 45.0% 65.0% 70.0% 95.0% 83.0%
2番人気 5-5-5-5 25.0% 50.0% 75.0% 96.5% 102.0%
3番人気 1-3-3-13 5.0% 20.0% 35.0% 29.0% 60.0%
4番人気 1-2-1-16 5.0% 15.0% 20.0% 34.5% 41.5%
5番人気 1-3-3-13 5.0% 20.0% 35.0% 52.5% 88.0%
6~9番人気 3-3-7-67 3.8% 7.5% 16.3% 172.6% 85.1%
10番人気以下 0-0-0-52 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

【脚質】

浦和競馬場は小回りの多い地方競馬場のなかでは平均的な1周距離となるが、直線距離が220mしかなく、コーナー自体は緩いことを特徴として挙げられる。そのため思いのほか逃げ切り勝ちは少なくなっており、機動力を武器に長くいい脚を使えるタイプが好走しやすい。また、同じ浦和ダート1400mで施行されるテレ玉杯オーバルスプリントと比較しても脚質別成績には差異があり、さきたま杯は「逃げ」よりも「先行」が好走率および回収率で幅を利かせている。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 5-5-5-13 17.9% 35.7% 53.6% 77.5% 134.6%
先行 13-13-12-20 22.4% 44.8% 65.5% 291.0% 136.0%
差し 1-2-3-59 1.5% 4.6% 9.2% 3.4% 38.3%
追込 0-0-0-78 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
不明 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3% 230.0% 50.0%

【枠順】

勝利数では5枠、7枠、8枠が最多タイとなる4勝で並び、勝率においては1枠が最高値を記録。どの枠順からも満遍なく好走馬は出ているが、複勝率をベースに考えると1~4枠がいずれも30%台と安定した成績を残している。一方、脚質の項で述べた通り、勝ち負けを望むのであれば好位から捲り差すかたちがベターとなるため、動きやすい外目の枠順が一概に不利とは限らない。それは5枠や7枠が勝率や連対率で好成績を残していることからもうかがい知れるだろう。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 3-2-2-13 15.0% 25.0% 35.0% 43.0% 54.5%
2枠 2-2-2-14 10.0% 20.0% 30.0% 31.0% 43.0%
3枠 3-1-3-13 15.0% 20.0% 35.0% 123.5% 138.0%
4枠 1-2-4-12 5.3% 15.8% 36.8% 13.7% 104.7%
5枠 4-6-1-25 11.1% 27.8% 30.6% 71.7% 59.2%
6枠 0-2-3-34 0.0% 5.1% 12.8% 0.0% 20.3%
7枠 4-4-2-29 10.3% 20.5% 25.6% 286.4% 83.3%
8枠 3-1-3-32 7.7% 10.3% 17.9% 51.3% 36.7%

【所属】

地方所属馬は優勝例こそ2004年ロッキーアピール(川崎)、2011年ナイキマドリード(船橋)、2016年ソルテ(大井)、2022年サルサディオーネ(大井)の4頭に限られるが、3着以内に2頭以上が好走するケースも珍しくなく、とくに地元浦和の小久保智厩舎の管理馬は人気不問で上位入線を果たす馬が多い。なお、地方他地区所属馬は2008年3着キングスゾーン(愛知)を最後に馬券圏内からは遠ざかっている。JRA所属馬も人気を当てにしづらい部分があるため、南関東所属馬を中心に馬券を組み立てることも一考したい。

◆所属別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
JRA 15-11-11-41 19.2% 33.3% 47.4% 75.4% 75.9%
地方 5-9-9-131 3.2% 9.1% 14.9% 91.4% 54.4%

【前走】

◆前走成績(過去5開催)

馬名
(着順)
前走
日付 レース名 クラス




タイム 1(2)着馬
231 イグナイター 05/04 船橋 かしわ記念 Jpn1 ダ1600 13 8 7 1.40.6 メイショウハリオ
2 スマイルウィ 05/04 船橋 かしわ記念 Jpn1 ダ1600 13 0 0 メイショウハリオ
3 バスラットレオン 12/24 阪神 阪神カップ G2 芝1400 18 4 4 1.20.4 ダイアトニック
221 サルサディオーネ 04/13 船橋 マリーンカッ Jpn3 ダ1600 13 1 2 1.43.0 ショウナンナデシコ
2 ティーズダンク 04/28 浦和 プリムローズ オープン ダ1400 12 1 1 1.27.2 ベストマッチョ
3 シャマル 04/20 大井 東京スプリン Jpn3 ダ1200 不良 13 4 1 1.10.5 リュウノユキナ
211 アルクトス 02/21 東京 フェブラリー G1 ダ1600 16 2 9 1.35.6 カフェファラオ
2 エアスピネル 04/25 阪神 読売マイラー G2 芝1600 16 4 8 1.31.9 ケイデンスコール
3 ワイドファラオ 05/05 船橋 かしわ記念 Jpn1 ダ1600 稍重 12 7 4 1.40.4 カジノフォンテン
201 ノボバカラ 05/04 名古屋 かきつばた記 Jpn3 ダ1400 12 3 2 1.25.9 ラプタス
2 ブルドッグボス 04/08 大井 東京スプリン Jpn3 ダ1200 13 4 4 1.11.6 ジャスティン
3 ノブワイルド 04/30 大井 神田川オープ オープン ダ1200 稍重 10 2 6 1.12.2 サブノジュニア
191 ウインムート 05/01 名古屋 かきつばた記 Jpn3 ダ1400 不良 12 3 4 1.27.8 ゴールドクイーン
2 サクセスエナジー 03/21 高知 黒船賞 Jpn3 ダ1400 不良 12 1 1 1.26.6 ヤマニンアンプリメ
3 キタサンミカヅキ 05/06 船橋 かしわ記念 Jpn1 ダ1600 稍重 11 6 5 1.41.3 ゴールドドリーム
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