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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 | 馬体重 | タイム | 着差 | オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 10 | 牝2 | 54.0 | 岩橋勇二 | 石本孝博 | 北海道 | 480(+10) | 1.12.2 | 4.9 | 3 | ||
2 | 8 | 13 | 牝2 | 54.0 | 田邊裕信 | 加藤士津八 | JRA | 488(+4) | 1.12.2 | クビ | 3.0 | 1 | |
3 | 7 | 12 | 牝2 | 54.0 | 落合玄太 | 田中正二 | 北海道 | 496(±0) | 1.12.2 | アタマ | 11.5 | 5 | |
4 | 2 | 2 | 牝2 | 54.0 | 横山武史 | 武井亮 | JRA | 462(+6) | 1.12.4 | 1 | 7.9 | 4 | |
5 | 4 | 5 | 牝2 | 54.0 | 野中悠太 | 杉浦宏昭 | JRA | 462(-4) | 1.12.4 | ハナ | 35.2 | 9 | |
6 | 7 | 11 | 牝2 | 54.0 | 服部茂史 | 田中淳司 | 北海道 | 506(±0) | 1.12.5 | クビ | 3.7 | 2 | |
7 | 5 | 8 | 牝2 | 54.0 | 阿部龍 | 角川秀樹 | 北海道 | 468(+2) | 1.13.1 | 3 | 15.6 | 6 | |
8 | 1 | 1 | 牝2 | 54.0 | 井上俊彦 | 櫻井拓章 | 北海道 | 454(-12) | 1.13.2 | 1/2 | 121.7 | 12 | |
9 | 3 | 3 | 牝2 | 54.0 | 山本咲希 | 米川昇 | 北海道 | 478(±0) | 1.13.3 | 3/4 | 92.3 | 11 | |
10 | 6 | 9 | 牝2 | 54.0 | 亀井洋司 | 佐々木国明 | 北海道 | 458(-6) | 1.13.4 | クビ | 211.2 | 13 | |
11 | 5 | 7 | 牝2 | 54.0 | 吉原寛人 | 田中淳司 | 北海道 | 474(-2) | 1.13.7 | 11/2 | 17.6 | 7 | |
12 | 3 | 4 | 牝2 | 54.0 | 小野楓馬 | 小野望 | 北海道 | 490(+2) | 1.14.6 | 4 | 228.9 | 14 | |
13 | 8 | 14 | 牝2 | 54.0 | 桑村真明 | 角川秀樹 | 北海道 | 478(+9) | 1.14.6 | クビ | 40.4 | 10 | |
14 | 4 | 6 | 牝2 | 54.0 | 長岡禎仁 | 深山雅史 | JRA | 438(-8) | 1.14.7 | クビ | 23.8 | 8 |
■払戻金
単勝 | 10 | 490円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 10 | 180円 | 3番人気 |
13 | 140円 | 1番人気 | |
12 | 310円 | 5番人気 | |
枠連複 | 6 - 8 | 780円 | 3番人気 |
馬連複 | 10 - 13 | 950円 | 3番人気 |
馬連単 | 10 → 13 | 2,410円 | 8番人気 |
---|---|---|---|
ワイド | 10 - 13 | 420円 | 4番人気 |
10 - 12 | 650円 | 7番人気 | |
12 - 13 | 930円 | 11番人気 | |
三連複 | 10 - 12 - 13 | 3,050円 | 9番人気 |
三連単 | 10 → 13 → 12 | 14,720円 | 40番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者発行のものと照合してください。
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14日(木)に行われるエーデルワイス賞の出走馬(JRA所属馬限定)の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
②ブッシュガーデン【B】
美浦ウッド併走。前走後は在厩調整で、3日に坂路で54秒3-12秒4を馬なりでマーク。北海道への輸送前の最終追い切りは6日のウッドで、古馬と併せて追走先着を果たしている。前走時より動いており、デキも上向きといえる。ダート2走目での前進に期待したい。
⑤ナックドロップス【B】
美浦ウッド併走。2か月ぶりだった前走後は在厩での調整。初めての計時は3日のウッドで、単走馬なりで乗られている。レース前の最終追いは8日で、ウッドで2歳の僚馬と併せて追走先着を果たした。デキは変わりなく、距離短縮がプラスに出れば面白そうだ。
⑥ヒノクニ【B】
美浦坂路併走。帰厩後最初の追い切りは29日のウッド併せ馬。ここでは遅れてしまったが、3日の坂路で一杯に追われて54秒4-12秒7で先着。6日のダートで併せ馬を消化し、9日にも坂路を54秒9-12秒3で乗られている。ここまでは順調そのものといえ、あとは初ダートがどう出るか。
⑬ヒストリックノヴァ【B】
美浦坂路単走。前走後は在厩調整で、29日のウッドが初計時。3日の坂路を15-15程度で乗られてから、6日の坂路が最終追い。単走で55秒9-13秒4と圧勝だった前走時よりは動いていないものの、北海道への輸送前だけに問題は無いだろう。ダート適性は高そうだ。
2016年以降、3着以内に好走した15頭のうち8頭が前走1・2着で入線しており、3着以下に敗れていた馬は勝ち馬に1頭、2着馬に2頭、3着馬に4頭。なお、前走7着から巻き返して勝利した19年コーラルツッキーは2走前に公営重賞フルールカップを制していた。したがって、前走3着以下でも公営重賞勝ちの実績を持つ馬は例外として扱いたい。
減点対象馬
①アマクミナイデヨ、②ブッシュガーデン、④ヒノカミカグラ、⑤ナックドロップス、⑦スカーレットピース、⑨ラッキーミーティア、⑫エイシンヌプリ
2016年以降、3着以内に好走した15頭のうち12頭が前走1~4番人気の支持を集めていた。非該当馬は勝ち馬に0頭、2着馬に1頭、3着馬に2頭。前走5番人気以下だった馬はヒモ扱いに留めておきたい。
減点対象馬
①アマクミナイデヨ、⑤ナックドロップス、⑨ラッキーミーティア、⑩スピーディキック
2016年以降、3着以内に好走した15頭のうち13頭が前走430~480kgの馬体重でレースに出走していた。非該当馬は勝ち馬に0頭、2着馬に0頭、3着馬に2頭。なお、勝ち馬においては最低が18年アークヴィグラスの前走434kg、最高が17年ストロングハートの前走460kgとなる。
減点対象馬
④ヒノカミカグラ、⑪レディーアーサー、⑫エイシンヌプリ、⑬ヒストリックノヴァ
2016年以降、3着以内に好走した15頭のうち10頭が前走で最初のコーナーを3番手以内で通過していた。非該当馬は勝ち馬に2頭、2着馬に2頭、3着馬に1頭。なお、非該当馬5頭のうち4頭は前走1200m、1頭は前走1000mのレースとなり、前走1200mはいずれもリリーカップに出走していた馬だった。したがって、前走1200m以下は減点対象外として扱いたい。
減点対象馬
②ブッシュガーデン、⑫エイシンヌプリ、⑭スティールノーヴァ
2016年以降、3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、Mr. Prospector系が9頭、Northern Dancer系が2頭、A.P. Indy系が2頭、サンデーサイレンス系が2頭。なお、Mr. Prospector系として好走した9頭のうち8頭がエンドスウィープの直系となり、6頭がサウスヴィグラスの直仔だった。ただし、サウスヴィグラスも現3歳世代がラストクロップとなるため、本競走の種牡馬傾向も変わりつつある。
直近2年はパイロやシニスターミニスターといったA.P. Indy系種牡馬の産駒が連対しており、昨年は新種牡馬アジアエクスプレス産駒のソロユニットが勝利。また、近年は姉妹での好走例も多く、16年2着アップトゥユーと17年1着ストロングハートの全姉妹ほか、昨年の勝ち馬ソロユニットも19年2着アザワクの半妹にあたる血統馬だった。
スカーレットピースは、父アジアエクスプレス×母レッドソンブレロ(母の父キングカメハメハ)。サカラートやヴァーミリアン、キングスエンブレム、ソリタリーキングの姪にあたる血統馬。昨年、初年度産駒がエーデルワイス賞を勝ち、早々に種牡馬としての箔をつけたアジアエクスプレスの産駒となるが、本馬においては近親にダートグレード競走で名を馳せた名馬たちがズラリと並ぶ血統背景にも申し分のない魅力がある。前走リリーカップは1番人気を裏切るかたちになってしまったものの、キャリア2戦目の馬にとっては展開が厳しかったことも否めず、あのハイペースを2番手で追走した経験は今回に活きてくるはず。
スティールルージュは、父マジェスティックウォリアー×母ディアユリアザミ(母の父ボストンハーバー)。直近2年で連対が続いているA.P. Indyの直系であることを強調しやすいだけでなく、本馬においては近親にサウスヴィグラスがいるファミリーであることも見逃せない。上記スカーレットピースと同様に、前走はリリーカップのハイペースを前で受けたことに敗因を求められるが、それでも4コーナーを回ってくるときの手応えには目を見張るものがあった。母の父が時計勝負に強いボストンハーバーということもあり、馬場も少し渋ったほうが最大限のパフォーマンスを発揮できるだろう。
エーデルワイス賞は、今年デビューの2歳世代の最初のグレードレース。ホッカイドウ競馬ではリリーカップ、フローラルカップに続く2歳牝馬三冠競走の最終戦として行われている。このレースは2013年には3連単1,227,740円のウルトラ高配当が飛び出すなど、過去を遡っても高配当決着の連続。本命サイドの決着があたりまえとされるダートグレードで、もっとも荒れるレースだ。
まず、ダートグレードではダントツで中央馬の活躍が目立つが、このレースでは立場が逆転。過去10年で地方馬が6勝、2着が8回、3着も7回と、とにかく地方馬が活躍している。これは地方、特に門別はデビュー時期が早く、番組が充実しているのが理由。キャリア数戦で挑まなければならない中央馬はとても不利だ。それなのにJRAブランドを信頼する傾向が強く、そのことが高配当続出の歴史に拍車を掛けている。
地方馬が有利なこのレース。その中でも最有力は、ホッカイドウ競馬の2歳牝馬最初の重賞フルールカップと一冠目のリリーカップともに連対した馬だ、過去10年のこのレースでの成績は、【1・1・0・0】。1着の該当馬は2019年のアークヴィグラス、2着の該当馬は2015年のモダンウーマンだが、2010年のマツリバヤシも2着と好走している。
また、牡馬のトップクラスも集うホッカイドウ競馬では唯一の2歳「H1」重賞、ブリーダーズゴールドジュニアカップの上位馬も当然有力。このブリーダーズゴールドジュニアカップは、2018年のジャパンダートダービー馬ヒガシウィルウィンや現在中央の3勝クラスで活躍のダブルシャープを生み出したレース。ここで上位入線すると、将来でそれなりの活躍が約束されたようなものだ。
このためこのレースで3着以内だった馬が、牝馬限定のエーデルワイス賞では最有力。ブリーダーズゴールドジュニアカップで3着以内馬のこのレースでの活躍は、過去10年で【0・1・0・0】。近年、牝馬の出走頭数が少なく、3着以内に好走していないこともあり、該当馬は2011年のシーキングブレーヴ(7番人気)のみだが、遡れば2008年のアンペア(1番人気)が2着、2009年のオノユウが1着、2011年のシーキングブレーヴ(7番人気)が1着と好走している。
しかし、2008年のブリーダーズゴールドジュニアカップで3着だったリロは、4着に敗れていることから、前走で大敗した馬は狙い下げたほうがいいだろう。リロは前走のフローラルカップで1.4秒差の大敗を喫していた。
その他、ホッカイドウ競馬の2歳最初の牡馬相手の重賞、毎年7月に行われる栄冠賞の3着以内の馬も有力。しかし、近走が不振では狙いが下がるため、8月以降の重賞を勝利しているか、8月以降の重賞で2戦連続連対していることを条件に加えてみた。すると、その成績は過去10年で【2・1・0・1】。1着の該当馬は、2015年のタイニーダンサー、2019年のコーラルツッキー。2着の該当馬は、2015年のモダンウーマン。
4着以下だった馬は、2013年のノットオーソリティだが4着だった。そのノットオーソリティは栄冠賞を勝利後、8月にレースを使われていなかったことから、このパターンはやや狙いが下がる。連対したタイニーダンサー、モダンウーマン、コーラルツッキーは栄冠賞で3着以内後、3戦してここに出走しているというのが共通項である。
逆に、中央馬ではどのような馬が有力かというと、2勝馬を挙げた馬だ。このレースで中央馬の2勝馬の成績は、過去10年で【3・0・0・1】と全ての馬が優勝している。1着の該当馬は2011年のシェアースマイル、2013年のフクノドリーム、2016年のリエノテソーロ。唯一、4着に敗れた昨年のラストリージョは1番人気ではなかったし、前走がハナ差、クビ差の辛勝だった。1番人気であることと、辛勝ではないことを条件に加えたい。
また、近2走以内にダート戦で1.0秒以上差をつけて勝利した馬も有力で、過去10年の成績は【3・0・0・0】。前記したシェアースマイルやフクノドリームもそうだし、2014年のウィッシュハピネスも前走の未勝利戦で1.0秒差の圧勝を収めていた。基本的に中央の2勝馬や圧勝馬が出走していない場合に、地方馬が活躍していると考えるといいだろう。
さらに前走で1勝クラスに出走していた馬も有力。過去10年の成績は【1・1・2・0】。1着の該当馬は、2011年のシェアースマイル。2着の該当馬は、ミコブラック。3着の該当馬は、2011年のロクイチスマイル、2013年のピクニックソング。ミコブラックはヤマボウシ賞で4着に敗れていたが、このレースでは2着に巻き返している。2017年のピクニックソングはヤマボウシ賞7着からの巻き返しであり、前走で1勝クラスに出走していた馬は、着順に関係なく、注意したい。
最後にこのレースの穴馬候補を挙げると、デビューから前々走まで1200mまでの距離しか経験がなく、初距離のフローラルカップ(1600~1700m)で4着以下に敗れた馬だ。2013年に過去10年でもっとも人気薄の12番人気で2着と好走したラブミーブルー、2012年に11番人気で2着と好走したピッチシフター、同年に4番人気で勝利したハニーパイ、2017年に10番人気で3着のリコーデリンジャー、2019年に11番人気で3着のミナトノヨーコは、このパターンに該当していた。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・すでに2勝を挙げている中央馬。
(1番人気であること、前走がハナ、クビ差の辛勝ではないことが条件)
・近2走のダート戦で1.0秒差以上圧勝の中央馬。
・前走で中央の1勝クラスに出走していた馬。
・フルールカップとリリーカップを連勝した馬。
・同年のブリーダーズゴールドジュニアカップで3着以内の馬。
(前走で1.4秒差以上、大敗していないことが条件)
・8月以降のホッカイドウ重賞を勝利しているか、8月以降の重賞で2連勝している、栄冠賞の3着以内馬。
(栄冠賞後に3戦していることが条件)
●穴馬候補
・前々走まで1200mまでの距離経験しかなく、初距離の前走フローラルCで4着以下に敗れた馬。
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牝馬限定戦ではあるものの、2歳馬にとっては世代初となるダートグレード競走。地元北海道所属馬は地の利があることに加えて、デビュー時期が早いことでレース経験を多く積めるアドバンテージがあり、JRA所属馬を相手に互角以上の戦いを繰り広げている。むしろ2017年が1~5着、2019年が1~3着といった具合に北海道所属馬が上位を独占することも珍しくない。また、種牡馬としてはサウスヴィグラスが最多となる4勝を収めており、同産駒は2015年と2017年に2度のワンツー決着も果たしている。