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【門別・エーデルワイス賞2024】血統アナリシス A.P. IndyやStorm Catの直系に勢いあり、従姉妹や姉妹での好走も目立つ

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2019年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、Storm Cat系が4頭、A.P. Indy系が4頭、Mr. Prospector系が2頭、サンデーサイレンス系が2頭、そのほか3頭。

かつてはサウスヴィグラス産駒を筆頭にエンドスウィープの直系が幅をきかせていたが、近年はA.P. IndyやStorm Catの直系が上位入線を果たす機会が増えている。とくにStorm Catの直系は、2020年1着ソロユニット(父アジアエクスプレス)、2021年2着ヒストリックノヴァ(父ドレフォン)、2022年2着エコロアイ(父Shackleford)、と2020~2022年に3年連続で連対を果たした。

ほか、従姉妹や姉妹での好走も目立つ傾向にあり、2003年1着エスワンスペクターと2013年1着フクノドリーム、2016年2着アップトゥユーと2017年1着ストロングハート、2019年2着アザワクと2020年1着ソロユニットなどが挙げられる。


エターナルウインドは、父アジアエクスプレス×母パパラヴズマンボ(母の父スズカマンボ)。アジアエクスプレス~ヘニーヒューズ~ヘネシー~Storm Catと遡る父系で、同産駒には2020年の勝ち馬ソロユニットが挙げられるほか、父系祖父ヘニーヒューズからも2022年3着トモジャミが出た。一方、本馬はダートグレード競走で実績のある牝系も強調しやすく、叔父にヒガシウィルウィンやスリーグランドがおり、2015年エーデルワイス賞を制したタイニーダンサーも近親にあたる。また、父系や牝系の血筋はもちろんのこと、エーデルワイス賞で6勝を記録する角川厩舎の管理馬であることにも一目置くべきだろう。

ワンダーウーマンは、父ナムラタイタン×母デザートフラワー(母の父サイレントディール)。父のナムラタイタンはサウスヴィグラスの直仔で、現役時は2011年武蔵野Sを制するほか、1400~2500mと幅広い距離で活躍。かつては毎年のように複数頭のサウスヴィグラス産駒が馬券に絡んでいたので、その後継種牡馬である父の動向も一考する価値がありそうだ。なお、姉妹でそろって好走するケースが多いレース傾向を鑑みれば、本馬においては半姉スピーディキックが2021年エーデルワイス賞の勝ち馬であることも興味深い。

■注目馬
エターナルウインド、⑨ワンダーウーマン

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