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【船橋・日本テレビ盃2024】山崎エリカのDG攻略 近年は2、3着に伏兵が台頭する波乱含みのレースの傾向は?

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【船橋・日本テレビ盃2024】山崎エリカのDG攻略 近年は2、3着に伏兵が台頭する波乱含みのレースの傾向は?

日本テレビ盃は2003年~2019年までの16年間も1~4番人気馬が3着以内を独占し、全て馬複3桁配当で決着。2019年まで12年連続で1番人気馬が3着以内と恐ろしいほど堅いレースだったが、2020年から一転して1番人気馬が3着以下に沈み、3年連続で波乱となった。2024年も1番人気のウシュバテソーロが優勝したものの、2、3着は5、6番人気。この背景には実績のある古馬の出走機会が減り、3歳馬が上位人気に支持されていた背景があった。

しかし、実績馬が出走してくれば当然ながら有力。出走回数は少ないが、一度はG1・Jpn1を含むダートグレードの2連勝以上の馬が活躍している。それらの過去10年の成績は【2・0・1・0】と複勝率100%。1着の該当馬は、2019年のクリソベリル、2023年のウシュバテソーロ。3着の該当馬は、2015年のコパノリッキーだ。遡れば2010年の2着馬フリオーソ、2011年のスマートファンもそれに該当している。

さらに同年の帝王賞、ドバイワールドカップの3着以内馬も有力で、過去10年の成績は【2・1・4・0】。1着の該当馬は、2018年のケイティブレイブ、2023年のウシュバテソーロ。2着の該当馬は、2015年のクリソライト。3着馬の該当馬は、2016年と2018年のサウンドトゥルー、2017年のケイティブレイブ、2019年のノンコノユメだ。遡れば2013年のワンダーアキュートも前記に該当している。

2010年にフリオーソが、2011年にスマートファルコンが帝王賞とこのレースを連覇したこともあったが、近年は上半期に海外で賞金の高いレースが創設されたことで、実績馬が帝王賞に出走することが減り、帝王賞の上位馬が同時期の白山大賞典に出走することが増えた。そのぶん、ドバイワールドカップの上位馬がここに出走することが増えている。

その他、前年のJBCクラシックで3着以内の同年の帝王賞出走馬も活躍しており、過去10年の成績は【1・1・3・0】。1着の該当馬は、2018年のケイティブレイブ、2着の該当馬は、2017年のサウンドトゥルー、3着の該当馬は、2015年のコパノリッキー、2016年と2018年のサウンドトゥルー。遡れば2013年の優勝馬ワンダーアキュート、同年の2着馬ソリタリーキングも前記に該当している。

また前走でダートの古馬G1・Jpn1に出走して3角先頭で3着以内か、G2・Jpn2、G3、Jpn3に出走して3角先頭で連対した馬も活躍。過去10年の成績は【1・1・1・0】と、こちらも複勝率100%である。1、2着の該当馬は、2014年と2015年のクリソライト。3着の該当馬は、2014年のランフォルセだ。遡れば2013年の優勝馬ワンダーアキュート、同年の2着馬ソリタリーキングも該当している。

さらに夏場に順調に使われている馬もわりと活躍している。2014年に当時Jpn2のブリーダーズゴールドカップが牝馬限定戦へと様変わりして以降、このレースに中央の地方経由馬が出走することが少なくなったのは事実だが、そのぶん7月末に行われるマーキュリーカップのレベルが向上し、同レースの連対馬がこのレースで活躍を見せるようになった。

同年のマーキュリーカップの連対馬の過去10年の成績は【1・1・0・1】。1着の該当馬は、2014年のクリソライト。2020年のデルマルーヴル。遡れば2013年の2着馬ソリタリーキングが前記に該当。唯一の4着以下は、2016年のマーキュリーカップの2着馬タイムズアロー(5着)だが、同馬はそれまでダートグレードで連対したことがなかった。

一方、マーキュリーカップで連対した前記3頭には、以前にダートグレードで優勝した実績があった。よって、それまでにダートグレード勝ちの実績がある、同年のマーキュリーカップの連対馬なら信頼できることになる。またクリソライトとデルマルーヴルは当時4歳だったことから、古馬になってダートグレードで勝ったり、負けたりを繰り返している馬よりも、勢いある4歳馬のほうが狙いが立つのも事実だ。

今度は危険な人気馬を紹介しよう。一番は無敗馬と同年春に海外のレースに出走していた馬を除く、3歳馬で過去10年の成績は【0・0・0・4】と苦戦。該当馬は2020年のダノンファラオ、2021年のキャッスルトップ、2022年のペイシャエス、2023年のミトノオー。2019年に無敗のジャパンダートダービー馬クリソベリルが日本テレビ盃を優勝して以来、3歳馬がやたらとこのレースに出走してくるようになったが、古馬の壁に敗れている。キャッスルトップ以外は1~2番人気に支持されていた。

さらに前走で同年のエルムSに出走していた馬も苦戦。過去10年の成績は【0・0・0・3】で、該当馬は2020年のアナザートゥルースと、2023年のセキフウ、シルトプレ。さらに2022年にフルデプスリーダーがスタート直後に暴れて除外となっている。またアナザートゥルースは1番人気、シルトプレは4番人気に支持されていた。中央の北海道組はエルムSが大目標となることが多いので、これも上位人気に支持されていたら危険だ。

最後に穴馬を紹介すると、地元、船橋の騎手が騎乗する馬だ。2022年のフィールドセンス(7番人気・1着)を始め、2014年のグラッツィア(4番人気・3着)、2020年のストライクイーグル(7番人気・3着)、2023年のスワーヴアラミス(6番人気・3着)など。フィールドセンスは本橋孝太騎手。それ以外は、森泰斗騎手だ。船橋のトップクラスの騎手が騎乗する馬の一発は警戒したい。

その他、4番人気以下で3着以内だった馬たちを見ていくと、3角3番手以内が目につく。2014年のグラッツィア(4番人気・3着)、2019年のロンドンタウン(4番人気・2着)、2021年のメイショウダジン(5番人気・3着)、スワーヴアラミス(6番人気・3着)。遡れば2012年に4番人気で3着のマグニフィカも前記に該当していた。


まとめるとこうなる!
 
●本命候補
 ・一度はG1・Jpnを含むダートグレードを2連勝以上の馬。
 ・同年の帝王賞、ドバイワールドカップで3着以内の馬。
 ・同年の帝王賞出走かつ、前年のJBCクラシックで3着以内の馬。
 ・前走でダートのG1・Jpn1に出走して3角先頭で3着以内か、G2・Jpn2、G3、Jpn3に出走して3角先頭で連対した馬。
 ・同年のマーキュリーカップの連対馬(ダートグレード勝ちの実績があることが条件)。
 
●穴馬候補
 ・船橋のトップクラスの騎手が騎乗する馬。
 ・今回で3角3番手以内が推測される馬。

●危険な人気馬
 ・無敗馬と同年春に海外のレースに出走していた馬を除く3歳馬。
 ・前走でエルムSに出走していた馬。

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