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【船橋・マリーンカップ2024】血統アナリシス 施行条件が変わってもゴールドアリュールの血脈は一考の価値あり

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【船橋・マリーンカップ2024】血統アナリシス 施行条件が変わってもゴールドアリュールの血脈は一考の価値あり

2019年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が9頭、Mr. Prospector系が4頭、そのほか2頭。好走の目立つサンデーサイレンス系は、ゴールドアリュール系とハーツクライ系の二極化状態といえるが、とくにゴールドアリュールの直系は毎年のように上位を賑わせており、2020年には同系統の産駒で1~3着までを独占していた。

一方、今年からマリーンカップはダート1800mへと舞台を移し、3歳牝馬限定戦へとリニューアル。9月下旬に同じ船橋ダート1800mで施行される日本テレビ盃の血統傾向を参考にすると、ゴールドアリュールやスペシャルウィーク、Kingmamboといった血脈を評価しやすいため、引き続きゴールドアリュールは主要血脈として動向を注視すべきだろう。


アンモシエラは、父ブリックスアンドモルタル×母サンドクイーン(母の父ゴールドアリュール)。トゥザヴィクトリーを筆頭に、多くの重賞好走馬を出してきたフェアリードールを牝祖とする血統。この一族はNureyevを基調とした配合からパワーに勝るタイプが出やすく、本馬においてはキーとなるゴールドアリュールを介して同血脈を増幅していることもポイントとなる。船橋ダート1800mはブルーバードカップで重賞初制覇を飾った所縁があり、内枠を利した器用な立ち回りには目を見張るものがあった。その後の実績を考えても、ここでは不動の中心となるだろう。

クラヴィコードは、父ジャスタウェイ×母ソルファ(母の父ロードカナロア)。施行条件が変わっているため一概には評価できないものの、同産駒からは2021年の勝ち馬テオレーマが出ており、父系祖父ハーツクライも2019年1着ラーゴブルーを出すなど好相性を示している。なお、後者は「母の父がキングカメハメハ系種牡馬」となる配合のアウトラインも本馬と似通う。一方、船橋ダート1800mは、2代母レディバラードが2001年クイーン賞を制するほか、伯父ダノンバラードが種牡馬として2020年日本テレビ盃で重賞初制覇(ロードブレス)を飾るなど所縁あるコースなので、注目馬として申し分ない血統背景を持つ。

■注目馬
②アンモシエラ、①クラヴィコード

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