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【サンスポ賞さきたま杯】板津記者、断然人気でもレモンポップに逆らえない! 大貫記者はイグナイターの連覇に期待

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【サンスポ賞さきたま杯】板津記者、断然人気でもレモンポップに逆らえない! 大貫記者はイグナイターの連覇に期待

今年からJpnⅠに格付けされたサンケイスポーツ賞さきたま杯(ダート1400メートル)が19日、浦和競馬場(埼玉県)で行われる。記念すべき〝昇格元年〟の的中を目指し、東京サンスポの精鋭記者が参戦。中央競馬担当の板津雄志記者(44)は❻枠⑦番レモンポップを推す。国内13戦でオール連対の実力馬が、スピードを存分に発揮するとみた。一方、南関東担当の大貫師男記者(45)は、❺枠⑤番イグナイターの連覇に期待する。

スイーツや食品のコーナーにレモン関連の商品が並ぶと、夏だなあと感じる。爽快感を求めてついつい手を出してしまい、気が付けば買い物かごはレモン一色だ。

サンケイスポーツ賞さきたま杯は、今年からJpnⅠに昇格した上半期のダート短距離王決定戦。そうそうたるメンバーが顔をそろえたが、その中にレモンポップがいるのなら断然人気を承知で手を出そう。

国内なら【10・3・0・0】で昨年は4戦全勝。JRA賞最優秀ダートホースに輝いた。絶対能力の違いで1800メートルのチャンピオンズCを勝ったが、やはりベストは1400~1600メートル。先行力もあり、小回り浦和でも能力がそがれることはないはずだ。

2月末のサウジCで12着に大敗して以来という臨戦過程も気にすることはない。昨年のマイルCS南部杯は、ドバイゴールデンシャヒーン10着から半年ぶり。陣営も半信半疑の中、2着イグナイターに2秒差をつけて圧勝した。当時は稍重馬場で1600メートルで1分33秒8という好タイムをたたき出しており、火曜の雨で脚抜きのいいダートになるのは歓迎だろう。

帰厩後は入念に乗り込まれ、先週13日には馬なりで美浦Wコース6ハロン79秒7─11秒1の好時計をマーク。動きも本来のものに映った。レース前日は坂路を1本上がり、田中博調教師は「順調にこられています。おそらく不良馬場になると思いますが、湿った馬場になることに関しては問題ない。あとは浦和に対応できるかですが、地方競馬でもたくさん勝っているジョッキー(坂井騎手)ですから」と話した。

⑦番枠も馬群でもまれる心配が少ないと考えればいいところ。暑さが戻ってくるきょうは、レモンポップの爽快なパフォーマンスでスッキリしたい。(板津雄志)

浦和ダ1400メートルは、直線入り口からスタートしてコースを1周する設定。スピードと器用さが求められる舞台だ。

昨年のNAR(地方競馬全国協会)年度代表馬イグナイターを推す。昨年のこのレースを含め、小回り1400メートルで11戦7勝。4着以下に敗れたのは1度だけと、次元の高い走りを見せている。1200メートルのJBCスプリントを制したスピードに加え、好位で立ち回れる器用さと、馬群で我慢できるメンタルの強さが武器だ。

3月のドバイゴールデンシャヒーン5着以来となるが、新子調教師は「初めての海外帰りでも疲れは感じられない。帰厩後の動きも良く、普段の休み明けと同じ感じで調整できている」と順調さを強調する。昨年よりも相手は強くなったが、舞台適性の高さを武器に、地方の大将格として意地の連覇を達成する。(大貫師男)



埼玉県・浦和競馬場のダ1400メートルで行われる重賞競走。1997年に交流GⅢとして創設された。レース名は埼玉の語源となった、利根川北部の地名に由来する。2011年にJpnⅡに格上げされ、古馬ダート短距離路線の整備に伴い、今年からJpnⅠに昇格。1着賞金は昨年の4000万円から、倍増の8000万円となった。

18日の浦和競馬は大雨による馬場悪化で6R以降が取りやめとなったが、19日は通常通り開催予定。晴れ予報でも馬場は重~不良の見込み。スピード決着で逃げ、先行勢が有利となりそうだ。

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