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【盛岡・マイルチャンピオンシップ南部杯2024】地方競馬重賞展望 レモンポップ連覇なるか?! ほか、新旧フェブラリーSウィナー対決など見どころに

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【盛岡・マイルチャンピオンシップ南部杯2024】地方競馬重賞展望 レモンポップ連覇なるか?! ほか、新旧フェブラリーSウィナー対決など見どころに


マイルCS南部杯・レース概要】
1988年に北日本地区の交流重賞「北日本マイルCS南部杯」として創設。水沢競馬場のダート1600m戦で行われた第1回の優勝馬は、高崎競馬所属のグレートサーペンだった。中央・地方交流競走となったのは1995年で、この年から現名称でレースが行われている。この1995年は岩手競馬伝説の名馬トウケイニセイと中央のダート最強馬ライブリマウントが直接対決するという、後世まで語られる名勝負となっている。
翌1996年からは舞台を盛岡競馬場に移して実施される。東日本大震災の影響で、JRAの東京競馬場で特別に実施された2011年を除き、盛岡のダートで行われるJpn1競走として定着している。JBC実施年を除くと、岩手競馬で行われる最もグレードの高いレースとなる。Road to JBCに指定されており、優勝馬はJBCクラシックまたはJBCスプリントへの優先出走権が付与される。

マイルCS南部杯・検討のポイント】
昨年の覇者で、G1・Jpn1で4勝を挙げるレモンポップが実績ナンバーワンだが、最終追い切りで2歳馬と併せて遅れた点は気になる材料。疑ってかかる余地はある一戦で、今回に関しては同馬に先着できそうな馬を探すのも面白そうだ。

マイルCS南部杯・出走馬概要】
レモンポップ
まずはそのレモンポップの評価をどうすべきか。報道では、管理する美浦・田中博康調教師も首を傾げるほどの追い切り内容だったとのこと。目標はチャンピオンズカップとのことで、ここは休養明けで叩き台という見方もできる。しかし、前走の浦和・さきたま杯も海外帰りで勝利しており、休養明けはあまり理由にはならないだろう。考えられるのは、実績馬が年齢とともに見せ始めるようになることがある調教時のズルさなのか、あるいは本当にどこかコンディションに問題があるのか。レース直前まで見極めて最終判断を下す必要がある。

ペプチドナイル
今年のフェブラリーS優勝馬。前走の船橋・かしわ記念は3着だったが、同じマイル戦でもコーナーを4回通過する船橋より、コーナー2回の東京のほうがこの馬には合っている可能性もあるだけに、盛岡での走りに注目したい。昨年と今年のフェブラリーS覇者対決となり、道中は両者が先頭または好位で睨み合うかたちが想定される。本馬の鞍上・藤岡佑介騎手と、レモンポップの主戦坂井瑠星騎手との駆け引きにも注目が集まりそうだ。

タガノビューティー
上記2頭はある程度、前で流れに乗りたい馬たち。盛岡は直線が長いだけに、両者の流れ次第では、この馬の浮上もありそうだ。フェブラリーS4着、かしわ記念2着、さきたま杯4着という近走成績から、展開が向かないと出番は回って来ないが、今回も鞍上の石橋脩騎手とその可能性を信じて後方で待ち構える競馬となりそうだ。

上記3頭以外では、キタノリューオー、ダイシンピスケス、キタノヴィジョンといったJRA勢に要注目となるだろうが、地方所属馬でも大井のミックファイアサヨノネイチヤ、兵庫のアラジンバローズあたりなら馬券圏内に突入してくる可能性はじゅうぶんにあると考えたい。



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