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【新時代 3歳ダート3冠(上)】ダート改革元年、24日初戦の羽田盃でスター候補が激突

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【新時代 3歳ダート3冠(上)】ダート改革元年、24日初戦の羽田盃でスター候補が激突

ダート新時代が幕を開けた。今年から創設された3歳ダート3冠の1冠目、羽田盃が24日に迫っている。日本馬の世界での活躍もあり、注目度を増すダート路線。新たな核となる3冠ロードの見どころや注目馬を、全2回の短期集中連載『新時代 3歳ダート3冠』でお届けする。(後編はこちら)



日本のダート競馬が新時代を迎えようとしている。昨年はウシュバテソーロがドバイワールドCを制し、デルマソトガケがBCクラシックで2着と健闘。芝で世界を席巻してきた日本競馬が、砂上でもワールドクラスに成長してきた。そして、次なるスター誕生へ―。新設された3歳ダート3冠が、24日の羽田盃で幕を開ける。

JRAと地方の垣根を取り払い、全国的な3歳王者を決めるため、これまで地方馬限定だった羽田盃東京ダービーを今年からダートグレード競走(JpnⅠ)としてJRA所属馬にも開放。また、ジャパンダートダービーは施行時期を移したうえで、ジャパンダートクラシックに改称され、合わせて3歳ダート3冠として位置付けられた。

そして、関係者はさらなる未来を見据えている。今年1月、JRA吉田正義理事長は週刊ギャロップのインタビューでダート競走の再編に触れ、「生産にあがるうえで、世界規模で考えると、グレードレースでどのような成績だったのかを残さないと評価されない。そのためにも国際格付けを取る必要があると思っています」と語った。将来的には米国の3冠と同様に、GⅠ競走への格付けが視野に入る。

日本の馬産は芝路線を重視する傾向にあったが、近年はダート向きの種牡馬も多く導入されるようになってきた。昨年のセレクションセールでシニスターミニスター産駒が最高値の9400万円(税抜き)で落札されるなど、競り市の傾向も変わりつつある。今回の再編を機にダート戦線が活況を呈せば、中小の生産者にとってもメリットは大きい。

さまざまな夢を載せてスタートする注目の改革元年。1冠目を手にするのはどの馬か―。決戦のときは迫っている。

★3歳ダート3冠2024特集



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