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【地方騎手の狙い目・買い時】佐々木竹見氏の大記録を抜いた騎手

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【地方騎手の狙い目・買い時】佐々木竹見氏の大記録を抜いた騎手


地方競馬ファンであれば、高知から転入してきた1400mの時計1分36秒台くらいの馬が、転入してきていきなり1400mを1分30秒台とかの時計で走って「何それ!」と驚いたことがあると思います。そう、高知のダートは非常に力を要する馬場で、高知で連戦している馬は坂路調教よりもハードなトレーニングをしているのではないかと思うことがあります。その馬が持つスピード適性にもよりますが、他場に遠征・転厩した馬が「なんや今日の馬場こじゃんと軽いねや」(土佐弁間違っていたらご容赦ください)と、ハンデ48kgの馬のように激走するというのもよく見られます(逆に、慣れないスピード勝負に戸惑うケースもあるわけですが)。

去年の高知優駿(1着賞金1600万円! 2012年は27万円でした。高知競馬の関係者はいろいろ挑戦的ですが努力が実って嬉しいです)では、今をときめくアイウォールが4着。同じく南関東から遠征したコスモポポラリタも1番人気で3着でした。競馬において馬場適性がいかに大事か思い知らされたレースでした。

何が言いたいのかというと、そんな重い馬場(最下級条件などでは1コーナーでバテる馬がいるという噂もまことしやかに囁かれるほど)でフラフラになる馬を「もたせる」高知のリーディングジョッキーは上手いということです。いかに馬に負担をかけず最後まで持たせるか。開催数が少ない高知で2020年に14年連続年間200勝という大記録を達成した赤岡修次騎手。昨年こそ好調の宮川騎手にリーディングを明け渡しましたが今年は再び首位、連対率50.2%(8月21日現在)と相変わらず恐ろしい安定感です。

赤岡騎手が怖いのは遠征で人気薄の馬に乗っている時。今年の兵庫サマークイーン賞でも、単勝31.5倍のクリノメガミエースを後方からまくってしっかり3着に持ってきたあたり、信頼の赤岡ブランドを感じました。

南関東での騎乗でも果敢に先行して結果を出し続け、関係者の信頼も厚い赤岡騎手。23日のスパーキングサマーカップでは、先述のコスモポポラリタと同じ宗形厩舎のダノンスプレンダーで参戦。JRA実績は十分の馬で、ひと叩きして南関東の馬場が合うかどうかというところですが、赤岡騎手はどんな手綱捌きを見せてくれるでしょうか。勝つかどうかだけでなく、「どんなレース運びをするか」だけでもファンを魅せられるのは吉原騎手と並んで「華がある騎手」だと感じます。


(文・ニャートバー)

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