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JRAで開催されているダートグレード競走を含めても1600m以下で施行されるG1・Jpn1の数は少ない。ダート1600mの大レースと言えば、ほかにフェブラリーSやマイルチャンピオンシップ南部杯を挙げられるが、その2つのレースがワンターンのコース形態であることに対し、かしわ記念は同じ距離でもコーナー4回のコースで施行されるため、一種の独自性を兼ね備えたレースとしても存在感を示している。ゆえに上位人気と目される同年のフェブラリーS勝ち馬が案外な結果に終わることも珍しくなく、2016年モーニンや2020年モズアスコットは1番人気に推されながらも馬券圏内はおろか掲示板外に敗れる大敗を喫することとなった。一方で、かしわ記念は大半の勝ち馬がフェブラリーSからの臨戦であることも事実としてあり、2015年ワンダーアキュートや2020年ワイドファラオのように、単勝オッズ二桁台の美味しい配当が出現することも念頭に置くべきだろう。また、地方所属馬の勝利は2011年フリオーソ(船橋)を最後に久しく見られないが、かつては1996年ヒカリルーファス(大井)、1998年アブクマポーロ(船橋)、1999年サプライズパワー(船橋)、2002年トーシンブリザード(船橋)、2004年ナイキアディライト(船橋)、2006年アジュディミツオー(船橋)と地元馬を中心に時代を彩る面々が歴代の勝ち馬として名を連ねている(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)。
【人気】
過去20年で1番人気は4勝にとどまり、それにダブルスコアを付ける2番人気が8勝で最多勝利数を記録している。1番人気は2011年フリオーソを最後に勝利から遠ざかっており、2016年モーニンは8着、2017年ベストウォーリアは4着、2020年モズアスコットは6着、と2016年にJRA所属馬の出走枠が5頭から6頭へと拡大されてからは馬券圏外に敗れることも増えてきた。とくに2020年は7頭立ての少頭数で行われていたことを踏まえても、1番人気の不振は看過できない傾向と言えるだろう。また、5番人気以下で勝利した2001年タマモストロング、2005年ストロングブラッド、2020年ワイドファラオはいずれもJRA所属馬。ダートグレード競走では地方所属馬が波乱の立役者となることも少なくないが、本競走においては人気の盲点となっているJRA所属馬にこそ単穴としての魅力がありそうだ(以下、文中のデータはいずれも2001年以降)。
◆人気別成績(過去20年)
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4-6-4-6 | 20.0% | 50.0% | 70.0% | 32.0% | 79.0% |
2番人気 | 8-2-4-6 | 40.0% | 50.0% | 70.0% | 112.5% | 87.5% |
3番人気 | 3-2-6-9 | 15.0% | 25.0% | 55.0% | 112.5% | 78.5% |
4番人気 | 2-2-2-14 | 10.0% | 20.0% | 30.0% | 124.0% | 61.0% |
5番人気 | 1-4-2-13 | 5.0% | 25.0% | 35.0% | 93.0% | 91.0% |
6~9番人気 | 2-4-2-69 | 2.6% | 7.8% | 10.4% | 63.2% | 47.9% |
10番人気以下 | 0-0-0-57 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
【脚質】
かしわ記念が行われる船橋競馬場のダート1600mは、コーナー4回のコース設計ゆえに機動力が必須となる。2007~2018年までは上がり3ハロン最速となる末脚を駆使していた馬が12連勝を飾っているが、速い上がりを問われると言っても直線だけの競馬ではなく、船橋競馬場は3コーナー手前が残り600m地点となるため、スパイラルカーブを利用しながら長くいい脚を使える馬が狙い目となってくる。一方で、ハナを主張した逃げ馬も複勝圏内に残ることが多く、複勝回収率で大幅にプラスを記録していることにも気を配るべきだろう。なお、2020年には7頭立てで6番人気の評価に甘んじていたワイドファラオが逃げ切り勝ちを収めており、やはり前々で立ち回れる馬のアドバンテージは十分に考慮しなければならない。
◆脚質別成績(過去20年)
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 3-9-2-12 | 11.5% | 46.2% | 53.8% | 133.8% | 130.8% |
先行 | 13-9-12-26 | 21.7% | 36.7% | 56.7% | 143.2% | 109.2% |
差し | 4-2-4-52 | 6.5% | 9.7% | 16.1% | 36.8% | 25.2% |
追込 | 0-0-1-82 | 0.0% | 0.0% | 1.2% | 0.0% | 0.0% |
不明 | 0-0-1-2 | 0.0% | 0.0% | 33.3% | 0.0% | 40.0% |
【枠順】
5枠と6枠が最多タイとなる5勝を挙げており、それに7枠が4勝で続くことから外目の枠順を引いた馬が勝ち負けとなりやすい傾向が見受けられる。ただし、大外の8枠は連対率および複勝率が最下位となるため、外過ぎる枠順はかえって不利になることも併せて覚えておきたい。一方で、最内となる1枠は勝利数こそ3回にとどまっているものの、勝率および連対率は2位、複勝率は1位となり、単勝回収率および複勝回収率においても最高値を記録するなど、馬券妙味も兼ね備えた好成績を残している。なお、出走頭数にバラつきがあることを考慮して馬番別成績を比較してみると、7勝を挙げる7番が頭ひとつ抜けており、これに3勝で1番、2勝で10番と12番が続く。
◆枠順別成績(過去20年)
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 3-2-2-12 | 15.8% | 26.3% | 36.8% | 191.6% | 97.4% |
2枠 | 1-3-0-16 | 5.0% | 20.0% | 20.0% | 7.5% | 30.0% |
3枠 | 0-2-2-22 | 0.0% | 7.7% | 15.4% | 0.0% | 33.8% |
4枠 | 1-4-3-21 | 3.4% | 17.2% | 27.6% | 64.1% | 72.4% |
5枠 | 5-4-0-22 | 16.1% | 29.0% | 29.0% | 140.6% | 61.6% |
6枠 | 5-2-4-23 | 14.7% | 20.6% | 32.4% | 46.5% | 56.5% |
7枠 | 4-2-6-26 | 10.5% | 15.8% | 31.6% | 67.6% | 46.1% |
8枠 | 1-1-3-32 | 2.7% | 5.4% | 13.5% | 5.1% | 16.8% |
【所属】
地方所属馬の4勝はいずれも船橋所属馬によるもので、内訳は2002年トーシンブリザード、2004年ナイキアディライト、2006年アジュディミツオー、2011年フリオーソの4頭。2012年以降はJRA所属馬に後塵を拝し続けているものの、2015年3着ハッピースプリント(大井)、2016年2着ソルテ(大井)など、南関東所属馬が一矢報いる走りを見せていた。ただし、近い日程で大井記念や川崎マイラーズが開催されることから南関東所属馬の参戦自体が減少傾向にあり、近年はJRA所属馬が上位を独占するケースが増えている。
◆所属別成績(過去20年)
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
JRA | 16-13-17-50 | 16.7% | 30.2% | 47.9% | 136.9% | 83.9% |
地方 | 4-7-3-124 | 2.9% | 8.0% | 10.1% | 8.8% | 25.9% |
【前走】
◆前走成績(過去6開催)
年 | 馬名 (着順) |
前走 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日付 | 場 | レース名 | クラス | 距 離 |
馬 場 |
頭 数 |
人 気 |
着 順 |
タイム | 1(2)着馬 | |||
24 | 1 | シャマル | 03/26 | 高知 | 黒船賞 | Jpn3 | ダ1400 | 不良 | 12 | 2 | 1 | 1.27.6 | ヘルシャフト |
2 | タガノビューティー | 02/18 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 良 | 16 | 7 | 4 | 1.35.9 | ペプチドナイル | |
3 | ペプチドナイル | 02/18 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 良 | 16 | 11 | 1 | 1.35.7 | ガイアフォース | |
23 | 1 | メイショウハリオ | 02/19 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 良 | 16 | 4 | 3 | 1.36.2 | レモンポップ |
2 | タガノビューティー | 03/11 | 阪神 | コーラルステ | オープン(L) | ダ1400 | 良 | 16 | 2 | 1 | 1.24.0 | ブルベアイリーデ | |
3 | ハヤブサナンデクン | 03/26 | 中山 | マーチステー | G3 | ダ1800 | 不良 | 16 | 5 | 1 | 1.51.4 | ウィリアムバローズ | |
22 | 1 | ショウナンナデシコ | 04/13 | 船橋 | マリーンカッ | Jpn3 | ダ1600 | 良 | 13 | 2 | 1 | 1.41.3 | サルサディオーネ |
2 | ソリストサンダー | 02/20 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 重 | 16 | 6 | 4 | 1.34.3 | カフェファラオ | |
3 | テイエムサウスダン | 02/20 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 重 | 16 | 5 | 2 | 1.34.2 | カフェファラオ | |
21 | 1 | カジノフォンテン | 04/08 | 船橋 | 京成盃グラン | S2 | ダ1600 | 良 | 8 | 1 | 1 | 1.38.1 | タービランス |
2 | ソリストサンダー | 02/21 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 良 | 16 | 5 | 8 | 1.35.4 | カフェファラオ | |
3 | インティ | 02/21 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 良 | 16 | 7 | 6 | 1.35.1 | カフェファラオ | |
20 | 1 | ワイドファラオ | 02/23 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 良 | 16 | 6 | 12 | 1.37.3 | モズアスコット |
2 | ケイティブレイブ | 02/23 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 良 | 16 | 16 | 2 | 1.35.6 | モズアスコット | |
3 | サンライズノヴァ | 02/23 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 良 | 16 | 3 | 3 | 1.35.8 | モズアスコット | |
19 | 1 | ゴールドドリーム | 02/17 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 良 | 14 | 2 | 2 | 1.35.6 | インティ |
2 | インティ | 02/17 | 東京 | フェブラリー | G1 | ダ1600 | 良 | 14 | 1 | 1 | 1.35.6 | ゴールドドリーム | |
3 | アポロケンタッキー | 03/13 | 船橋 | ダイオライト | Jpn2 | ダ2400 | 重 | 14 | 5 | 2 | 2.38.1 | チュウワウィザード |
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