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【佐賀・中島記念2024】地方競馬重賞展望 移籍初戦のシルトプレが佐賀のビッグタイトル獲得へ

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【佐賀・中島記念2024】地方競馬重賞展望 移籍初戦のシルトプレが佐賀のビッグタイトル獲得へ

【中島記念・レース概要】
JRAで有馬記念が行われる年末の日曜日は、佐賀競馬場でもファン投票により所属馬から出走馬が選定されるビッグレースが行われる。
創設は1985年。小城郡芦刈町(現小城市芦刈町)の農政委員で、佐賀競馬場の鳥栖市移転に尽力するなど、佐賀競馬の発展に貢献した中島憲義氏の功績を称え、1978年から続いていた「ファン選抜サラ系特別」をリニューアルするかたちでスタートした。当初はB級の条件重賞だったが、2001年からはA級馬も出走可能となった。
創設時から2000m戦で争われていたが、2016年からは1800m戦となった。優勝馬には、翌年の佐賀記念への優先出走権が付与される。

【中島記念・検討のポイント】
今年は佐賀で行われた、JBCクラシックで4着だったシルトプレが、道営から佐賀に移籍して、この地元のビッグタイトルに挑戦する。道営と佐賀のレベル差、そしてコース経験を考えると、いきなりの主役級評価に足り得る存在だ。相手探しの一戦と考えて良い。

【中島記念・出走馬概要】
シルトプレ
前述したJBCクラシックの勝ち馬ウィルソンテソーロは、続くチャンピオンズカップでも2着に入っている。本馬は、8月にJRA・札幌のエルムSでも4着に入っており、全国でもトップレベルとみることができる。今回は、地元・佐賀所属馬同士の対戦であり、道営所属時から手綱を取る石川倭騎手(現在は、佐賀で期間限定騎乗中)とのコンビで挑むことからも、負けられない一戦という位置づけになる。

アエノブライアン
7月に佐賀王冠賞を、そして先月には九州大賞典をそれぞれ制しており、この馬も主役級の一頭。仮にシルトプレがいなければ、押しも押されぬ中心はこの馬だったか。南関東・大井から移籍して以降7戦全連対の堅実さと、引き続き兵庫の名手・吉村智洋騎手が手綱で、シルトプレにどこまで対抗できるか注目の一戦を迎える。

ビキニボーイ
上記2頭と他とでは、やや実力差がある印象だが、この馬の勢いに一角崩しを託すというのも面白いかもしれない。JRA3勝クラスから佐賀に移籍後、3連勝でこの舞台に駒を進めてきた。昨年、兵庫に在籍していた当時、兵庫ユースカップで2着、菊水賞で4着、兵庫ダービーで4着に入った実績もある。今回、初コンビを組む竹吉徹と今の勢いをどこまで活かした戦いができるのか、注目したい。

上記3頭以外では、連勝中の3歳馬ラインフォルテに注目したい。相手は一気に強くなるが、54キロで出走できる点は魅力だろう。鞍上・金山昇馬騎手とは、JRAから佐賀に移籍後に初勝利を挙げた時以来のタッグを組む。

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