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【名古屋・名古屋大賞典2024】血統アナリシス サンデーサイレンスの直系が5連覇中、コースが変わった昨年もキズナ産駒が勝利

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【名古屋・名古屋大賞典2024】血統アナリシス サンデーサイレンスの直系が5連覇中、コースが変わった昨年もキズナ産駒が勝利

2019年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が8頭、A.P. Indy系が2頭、キングカメハメハ系が2頭、そのほか3頭。なお、昨年はサンデーサイレンス系にあたるハギノアレグリアス(父キズナ)が勝利している。

ダート1900mとして施行されていた名古屋競馬場移転前を含め、データ集計期間内における好走馬の大半がサンデーサイレンスの直系で、該当馬が2019年グリムから5連覇中でもある。ダート戦線では非サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が幅を利かせることも多いが、名古屋大賞典においてはサンデーサイレンス系が優位であることを気に留めておきたい。


シンメデージーは、父コパノリッキー×母イズミコマンダー(母の父コマンダーインチーフ)。父コパノリッキーはサンデーサイレンスに遡る系統で、現役時は2017年東京大賞典などダート1600~2000mのG1/Jpn1を11勝。なお、同馬の父で、本馬の父系祖父にあたるゴールドアリュールは、2009年スマートファルコン、2011年エスポワールシチーと名古屋大賞典でも2頭の勝ち馬を出している。本馬は近親にアウォーディーやアムールブリエがいる血統背景も興味深く、前者は2016年名古屋大賞典を制しており、後者においても2015~16年に名古屋グランプリで2連覇を飾るなど、名古屋の舞台で存在感を示していた。東京ダービーやジャパンダートクラシックで地方馬最先着を果たしているだけに、ハンデ戦であれば古馬相手のダートグレード競走でも侮れない。


ノットゥルノは、父ハーツクライ×母シェイクズセレナーデ(母の父Unbridled's Song)。父ハーツクライはサンデーサイレンスの直仔で、同産駒には2020年の勝ち馬ロードゴラッソなどが挙げられる。また、近年はキズナ、ディープスカイ、ハーツクライ、ゼンノロブロイ、シンボリクリスエスの産駒が勝ち馬となるなど、日本ダービーで連対実績を持つ種牡馬が活躍していることも特筆できるだろう。本馬はコースの回りで成績に差異があり、得意とする右回りではG1やJpn1でも好走歴があるほか、2024年佐賀記念は59kg、2024年名古屋グランプリは58kgの別定で快勝しているため、今回の60kgのトップハンデも杞憂かもしれない。新装した名古屋競馬場で強い競馬をみせていることも評価しやすく、次位より1.5kgも重い酷なハンデも能力があることの裏返しなのだろう。


■注目馬
シンメデージー、⑨ノットゥルノ

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