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【佐賀・JBCスプリント2024】山崎エリカのDG攻略 前哨戦の東京盃組が有力だが今年の傾向は?

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【佐賀・JBCスプリント2024】山崎エリカのDG攻略 前哨戦の東京盃組が有力だが今年の傾向は?

JBCスプリントは第6回目の川崎開催時には『JBCマイル』として行われ大ブーイングだったが、それ以降は距離1000m~1400mで実施。今年は2021年の金沢以来のコーナー4つの佐賀1400mで行われる。

例年の主なメンバーは、前哨戦の東京盃組やマイルCS南部杯組。芝のスプリンターズSから参戦してくることもある。また1400m開催時の2008年、2009年には同年の白山大賞典の優勝馬スマートファルコンやアドマイヤスバルが参戦し、ともに2着に食い込んでいる。

近年はダートグレードやそれに伴う番組の充実で、中距離馬がここに出走することは滅多にないが、前走でスプリント戦に出走している馬よりも、マイル~中距離に出走している馬のほうが格上であることは覚えておきたい。

つまり、このレースは前走で同年の東京盃に出走していた馬よりも、マイルCS南部杯に出走していた馬のほうが有力ということ。前々走で1200m戦以下に出走していた馬を除く、前走のマイルCS南部杯で3着以内だった馬の過去10年の成績は【1・2・2・0】だ。

1着の該当馬は、2023年のイグナイター。2着の該当馬は、2016年のベストウォーリア、2017年のコパノリッキー、3着の該当馬は2015年にベストウォーリア、2022年のヘリオス。遡れば2013年に前記に該当していたエスポワールシチー、セイクリムズンもここでワン、ツーを決めている。

一方、2022年のJBCスプリントで1番人気に支持されたレッドルゼルが4着に敗れたように、同年の東京盃で連対した馬の過去10年の成績は【2・2・4・10】と、期待ほど走れていない。

特に東京盃の前半3Fが34秒1より速い年で、3角6番手以下で連対した馬は、百発百中で人気を裏切っている。該当馬は、2014年の1番人気馬ノーザンリバー→5着、2016年の5番人気馬ドリームバレンチノ→10着、2021年の3番人気馬リュウノユキナ→5着である。東京盃でいわゆる展開に恵まれて連対した馬は、消してこそ配当妙味が生まれる。

スプリント路線での最有力は、同年の東京盃で1~2番人気に支持されながらも3着以下に敗れた馬だ。それらの過去10年の成績は【4・2・0・0】と連対率100%。1着の該当馬は、2015年のコーリンベリー、2016年のダノンレジェンド、2017年のニシケンモノノフ、2021年のレッドルゼル。2着の該当馬は、2018年、20年のマテラスカイ。短距離戦では連勝が難しいかを裏付ける成績となっている。

次点で有力なのは、前々走で同年のダートグレードか南関東のアフター5スター賞を優勝した馬で、前走東京盃を逃げた馬だ。過去10年の成績は【1・2・0・0】と連対率100%となっている。1着の該当馬は、2016年のダノンレジェンド。2着の該当馬は、2014年のサトノタイガー、2018年のマテラスカイだ。遡れば2010年の優勝馬サマーウインドも前記に該当している。

またJBCスプリントが1200m以下で行われた年に限れば、同年のクラスターCの優勝馬が活躍。過去10年の成績は【0・3・1・0】となっている。2着の該当馬は、2015年のダノンレジェンド、2020年のマテラスカイ、2023年のリメイク。3着の該当馬は、2017年のブルドックボスだ。

最後に穴馬を紹介すると、前々走で大井のアフター5スター賞で連対した、前走の東京盃敗退馬だ。このレースは過去10年で地方馬が4回連対しているが、2014年に6番人気で2着と好走したサトノタイガーと、2020年に優勝したサブノジュニアが前記に該当している。また遡れば2010年に6番人気で2着と好走したナイキマドリードも前記に該当。該当馬が出走していればヒモ穴で狙いたい。

その他、前々走で同年の1400m以上のダートグレードに出走の、前走マイルCS南部杯で4着以下に敗れた馬が穴を開けている。2021年に前記に該当していたサンライズノヴァが5番人気で2着に好走。遡れば2012年に4番人気で3着だったスーニ―も前記に該当していた。南部杯の敗退馬は、その後、中央の武蔵野Sを使ってチャンピオンズCを目指すことが多く、出走回数は少ない。しかし、一発があることを忘れずにいたい。


まとめるとこうなる!

●本命候補
 ・前々走で1200m戦以下に出走していた馬を除く、前走で同年のマイルCS南部杯で3着以内だった馬。
 ・前走で同年の東京盃に出走し、3着以下に敗れた1~2番人気馬。
 ・前々走でダートグレードかアフター5スター賞を勝利かつ、前走の東京盃で逃げた馬。
 ・同年のクラスターCの優勝馬(JBCスプリントが1200mで行われる年のみ)。
 ・前走の白山大賞典で優勝した馬。

●穴馬候補
 ・前々走で同年のアフター5スター賞で連対した、前走東京盃の敗退馬。
 ・前々走で同年の1400m以上のダートグレードに出走の、前走マイルCS南部杯で4着以下の馬。

●危険な人気馬
 ・前走の東京盃が前半3F34秒1以内のハイペースだった年に、3角6番手以降から連対した馬。

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