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【金沢・金沢スプリントカップ2024】地方競馬重賞展望 少頭数で活きるエムティアンジェのスピード

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【金沢・金沢スプリントカップ2024】地方競馬重賞展望 少頭数で活きるエムティアンジェのスピード


金沢スプリントカップ・レース概要】
2003年に「オータムスプリントカップ」という名称で創設。当時は東海・近畿・中国地区の交流重賞だった。現名称となったのは2013年からで、2021年からは地方全国交流競走となっている。
金沢競馬場のダート1400m戦で争われる。

金沢スプリントカップ・検討のポイント】
7頭立てという、少頭数での戦いとなった。ならば、トライアルレースを圧勝したエムティアンジェの相手探しと考えて良さそうだが、相手を選ぶのが意外に難解な一戦と言えるかもしれない。

金沢スプリントカップ・出走馬概要】
エムティアンジェ
昨年の2着馬。2歳時(2021年)にラブミーチャン記念(笠松)、金沢ヤングチャンピオン(金沢)、ライデンリーダー記念(笠松)を勝利している。トライアルレースの金沢鼓門賞では、2着以下に8馬身差をつけて逃げ切り勝ちを決めている。これまでレース途中で仕掛けて早めにハナに立つケースはあったが、自らレースの主導権を握ってレースを進めたケースはあまりなかった。鞍上の吉田晃浩騎手としては、これまで見られなかった一面を引き出した形となり、この馬が久しぶりに重賞タイトルを獲得する上でのいいヒントとなった可能性がある。少頭数だけに、今回もテンのスピードを生かして押し切りたい。

エイシンヌウシペツ
笠松所属馬。2走前にサマーカップを勝利している。金沢はかつて所属していた競馬場であり、笠松に移籍後も3走前のお松の方賞で3着に入るなど、輸送競馬となっても問題はない。昨年のこのレースは5着だった。
前走の撫子争覇(笠松)では6着に敗れ、1番人気を裏切る結果となったが、過去の戦績を見る限り、ややムラ駆けするタイプだと思われ、前走だけを見て評価を落とすことはできない。信頼性には欠けるが、今回の少頭数での一戦では軽視禁物の存在だろう。今回も渡邊竜也騎手が手綱を取る。

ソリストサンダー
今回、南関東から3頭が遠征しているが、過去の実績から最も気になるのは、大井所属のこの馬ではないだろうか。元JRAオープン馬で、JRA時代には2021年の武蔵野Sを勝利し、翌2022年のフェブラリーSで4着、2022年のかしわ記念で2着に入った実績もある。
昨年秋に大井に移籍。11月の大井・マイルグランプリでの4着という結果を見る限り、まだ年齢面での衰えを気にする必要はないが、今回はそれ以来の出走となる点がポイントに。長期休養明けは不利だが、相手関係は楽になっており、笹川翼騎手が金沢に駆け付けて騎乗するのであれば、こちらも軽視するわけにはいかないだろう。

上記3頭以外では、南関東・浦和の小久保智厩舎が管理するジョーパイロライトブラックパンサーの2頭を警戒したい。



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