地方競馬ニュース

【盛岡・クラスターカップ2024】山崎エリカのDG攻略 過酷な斤量がポイントとなるレースだが今年は?

 0   6   1,262
シェアする  x facebook LINEで送る
【盛岡・クラスターカップ2024】山崎エリカのDG攻略 過酷な斤量がポイントとなるレースだが今年は?

クラスターカップは過去のグレードレースの勝利実績による別定重量戦。2018年にそれまでダートグレード勝ちの実績のない牝馬のオウケンビリーブが負担重量52kgで優勝したこともあるが、どちらかというと実績馬が活躍している。

実際に前年のJBCスプリントの連対馬が、このレースで過酷な斤量を背負わされながらも勝ち負けするケースが多く、それらの過去10年の成績は【2・0・2 ・0】。1着の該当馬は、2015-2016年のダノンレジェンド。3着の該当馬は、2016年のブルドックボスと2023年のリュウノユキナ。遡れば2013年に前年のJBCスプリントの覇者タイセイレジェンドが2着に健闘している。

2016年のダノンレジェンドは負担重量の上限である斤量60Kgが嫌われたようで、同馬としては珍しく2番人気だったが、終わってみれば2馬身差の完勝だった。2013年時のタイセイレジェンドも、斤量59㎏に加えてドバイ大敗帰りの休養明けの一戦だったことが嫌われ、5番人気まで評価を落としたが、2着を死守している。

また2020年のブルドックボスも斤量59㎏ながら、強豪マテラスカイらを相手に3着に善戦。このことからJBCスプリントの連対馬が出走している場合は、過酷な斤量でも信頼したほうが良さそうだ。

しかし、JBCスプリントのようなJpnを勝つような馬はともかく、ダートグレードを何連勝もしているような馬はやはり斤量面で不利。実際にこれまでにグレードレースを1度以上勝利し、牡馬54~55Kg、牝馬52~53Kgの中央馬が活躍している。このことから下記の条件を満たす、牡馬斤量55Kg、牝馬53Kgの中央馬を狙いたい。

 (1)前々走でダートグレード3着以内。
 (2)前々走のオープン&リステッド勝ち。
 (3)前走のダートグレードで2着だった馬。

すると過去10年の成績は【3・5・0・0】。1着の該当馬は、2014年のサマリーズ、2019年のヤマニンアンプリメ、2023年のリメイク。2着の該当馬は、2018年のネロ、2020年のマテラスカイ、2021-2022年のリュウノユキナ、2023年のドンフランキーである。

さらに同年の東京スプリントの連対馬も有力で、過去10年のこの成績は【3・3・2・1】。1着の該当馬は、2015年-2016年のダノンレジェンド、2021年のリュウノユキナ。2着の該当馬は、2018年のネロ、2019年のヒロシゲゴールド、2022年のリュウノユキナ。3着の該当馬は、2019年のコパノキッキング、2023年のリュウノユキナ。2023年の東京スプリントの3着馬オーロラテソーロこそ4着に敗れているが、2013年のこのレースの覇者ラブミーチャンも同年の東京スプリントの優勝馬だった。

その他、前走でダ1200mのJRAのオープン&リステッド、交流重賞を含めたグレードレースに出走し、3角先頭で連対した馬も活躍している。それらの過去10年の成績は【3・3・2・0】。1着の該当馬は、2016年のダノンレジェンド、2020年のマテラスカイ、2022年のダンシングプリンス。2着の該当馬は、2020年のヒロシゲゴールド、2022年のジャスティン、2023年のドンフランキー。これは盛岡ダ1200mが他場のダ1200m戦と比べて、砂が軽く、前が残りやすいことを示している。

また「前が残りやすい」ことから、前走でダ1200m以内に出走し、3角2番手以内でレースを進めていた馬が穴メーカーとなっている。2017年に5番人気で2着と好走したラブバレット、2020年に5番人気で2着と好走したサイクロトロン、さらに2016年に6番人気で3着と好走したラブバレットも前記の条件を満たしていた。

穴パターンをもうひとつ紹介すると、前年のこのレースの3着以内馬が翌年も活躍しているということ。過去のグレードレースでの勝利実績による別定重量戦という観点から、2着実績が多数のリュウノユキナ(3連連続このレースで3着以内)タイプを狙いたくなるが、前年から斤量が加算され、人気を落としても善戦しているのがポイントだ。

2015年の優勝馬ダノンレジェンド(1番人気)→翌年は2番人気で優勝。2016年の3着馬ラブバレット(5番人気)→翌年は3番人気で3着→翌々年は2番人気で2着。2016年の2着馬ブルドックボス(2番人気)→翌年は4番人気で優勝。2019年はヒロシゲゴールド(3番人気)で2着→翌年も3番人気で2着→翌々年は2番人気で3着。2021年の優勝馬リュウノユキナ(1番人気)→翌年は2番人気で2着。

遡って2012年の優勝馬タイセイレジェンド(1番人気)も翌年5番人気で2着に健闘しており、このタイプは近走が不振だと大きく人気を落とすこともあるので、覚えておきたい。

まとめるとこうなる!

●本命候補
 ・前年のJBCスプリントの連対馬。
 ・これまでにグーレードレースを1度以上勝利し、牡馬54~55Kg、牝馬52~53Kgの中央馬で次の条件を満たす馬。
  (1)前々走でダートグレード3着以内。
  (2)前々走でオープン&リステッド勝ち。
  (3)前走のダートグレードで2着。
 ・同年の東京スプリントで3着以内の馬。
 ・前走ダ1200mのJRAのオープン&リステッド競走、交流戦を含むグレードレースに出走し、3角先頭で連対した馬。

●穴馬候補
 ・前走ダ1200m戦に出走し、3角2番手以内の馬。
 ・前年のクラスターカップで3着以内の馬。

この記事はいかがでしたか?
ナイス  (6)

このニュースへのコメント

コメント投稿

コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。
コメントはありません。

競馬関連ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース