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2019年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が8頭、Mr. Prospector系が6頭、そのほか1頭。好走馬の大半をサンデーサイレンス系とMr. Prospector系で占めており、サンデーサイレンス系は延べ8頭のうち5頭がゴールドアリュール産駒、Mr. Prospector系は延べ6頭のうち3頭がキングカメハメハの直系となる。なお、昨年は1着レディバグ(父ホッコータルマエ)、2着スピーディキック(父タイセイレジェンド)とキングカメハメハの直系孫世代によるワンツー決着となっていた。
ほか、Deputy Ministerの血を引く馬も毎年のように上位を賑わせており、昨年は3着タガノクリステルが該当。データ集計期間内では、2019年3着ローレライ(母の父クロフネ)、2020年2着メイクハッピー(母の父Ten Most Wanted)、2021年3着グランデストラーダ(母の父フレンチデピュティ)など、「父または母の父がDeputy Minister系種牡馬」というケースも目立ち、とくにローレライは14頭中11番人気、単勝310.1倍という大穴で激走していたことに気を配りたい。
スピーディキックは、父タイセイレジェンド×母デザートフラワー(母の父サイレントディール)。父タイセイレジェンドはキングカメハメハの直仔で、現役時は2012年JBCスプリントを制するなど、おもにダート1200~1400mで活躍したスプリンターだった。本馬は昨年の2着馬なのでレース適性について証明済みといえるが、昨年の勝ち馬レディバグ然り、リピーターの活躍が顕著なレース傾向を考えてもぞんざいには扱えないだろう。また、3走前の東京シンデレラマイルで2連覇を飾っていたように、「タイセイレジェンド×サイレントディール」という配合からもマイル前後がベスト。川崎競馬場で【2.1.1.0】と底を見せていない競馬場との相性の良さにも一目置きたい。
フーリッシュホビーは、父Arrogate×母Flatter Up(母の父Flatter)。アメリカでデビューした父Arrogateは、クラシックとは無縁の遅咲きながら2016年BCクラシックや2017年ドバイワールドカップなどG1を4勝し、連戦連勝でチャンピオンホースへと登り詰めた逸材。レース傾向からは同馬の父がMr. Prospector直系のUnbridled's Songであることが興味深く、同産駒には2009~2011年にスパーキングレディーカップ3連覇の偉業を為したラヴェリータが挙げられる。本馬は目下5連勝中と父を彷彿させる破竹の勢いがあるだけに、はじめてのダートグレード競走で一気の戴冠があっても何ら不思議はないだろう。
■注目馬
④スピーディキック、⑤フーリッシュホビー
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2位 | ディクテオン |
3位 | ライトウォーリア |
4位 | ナニハサテオキ |
5位 | ダイシンピスケス |
6位 | ハッピーマン |
7位 | コパノヴィンセント |
8位 | メイショウフンジン |
9位 | コスモストーム |
10位 | ヤマニンシュラ |
1位 | 吉村智洋 兵庫 |
---|---|
2位 | 望月洵輝 愛知 |
3位 | 森泰斗 船橋 |
4位 | C.デムーロ JRA |
5位 | 吉原寛人 金沢 |
6位 | 宮下瞳 愛知 |
7位 | 笹川翼 大井 |
8位 | 岡部誠 愛知 |
9位 | 加藤聡一 愛知 |
10位 | 塚本征吾 愛知 |
1位 | 小久保智 浦和 |
---|---|
2位 | 角田輝也 愛知 |
3位 | 塚田隆男 愛知 |
4位 | 北出成人 JRA |
5位 | 藤ケ崎一人 愛知 |
6位 | 坂口義幸 愛知 |
7位 | 平山真希 浦和 |
8位 | 繁田健一 浦和 |
9位 | 錦見勇夫 愛知 |
10位 | 海馬澤司 浦和 |