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【盛岡・OROカップ2024】地方競馬重賞展望 ダート変更でチャンス到来 グランコージー

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【盛岡・OROカップ2024】地方競馬重賞展望 ダート変更でチャンス到来 グランコージー


OROカップ・レース概要】
本来は芝1700m戦だが、今年は盛岡競馬場の芝コースがコンディション不良のため、ダート1600m戦に変更して実施される。1999年に創設されて以降、本競走がダート変更となるのは2002年以来2度目となる。当時は11月に行われていたレースだったが、降雪に伴うダート変更だった。
翌年から9月の実施となり、さらに今年から実施時期が8月に変更となったが、2度目のダート変更に見舞われる事態となった。岩手競馬における重賞格付けはM1。他地区所属馬も出走可能な地方競馬全国交流レースとなっている。

OROカップ・検討のポイント】
芝コースでのレースを前提にエントリーした馬が大半だが、5月にシアンモア記念を勝っているグランコージーに関しては様相が異なる。同馬にとってダート変更は明らかにプラス材料で、一躍中心視の存在に。他では、7月にダート変更で施行された前走・せきれい賞組にも注目したい。

OROカップ・出走馬概要】
グランコージー
前述したシアンモア記念は今回と同じ盛岡・ダート1600m戦。芝コースは2歳馬だった2019年にデビュー戦(1000m戦)で一度勝利しているのみで、以降の勝ち星はいずれもダート戦となっている。特にダート1600m戦は、2019年の若駒賞(盛岡)、寒菊賞(水沢)、2020年のダイヤモンドカップ(水沢)、今年の赤松杯(水沢)、そしてシアンモア記念(盛岡)と、盛岡・水沢合わせて5つの重賞勝利を飾っている舞台で、最も得意とする条件と言っても良い。近2走の2000m戦(一條記念みちのく大賞典、マーキュリーカップ)では馬券圏内から外れているが、ダート1600m戦なら主役を張れる。願ってもないチャンスが舞い込んできたか。

ライアン
ダート変更となった、せきれい賞の勝ち馬。2歳馬だった2021年の平和賞(船橋)以来の勝利で、当時のダート変更はこの馬にとってもプラス材料だったと思われる。ただし、赤松杯(2着)、シアンモア記念(4着)と、今年に入ってダート1600m戦で2度先着を許しているグランコージーを相手にしなければならない点は、少々気になるところだろう。

マンダリンヒーロー
前走のせきれい賞は2着。当時は盛岡の芝コースを試したくて、大井から遠征したと思われるだけに、再びダート変更になる点は少々悩ましいポイントではないだろうか。マイル戦への距離短縮もプラス材料とは言い難いが、昨年の米国・サンタアニタダービー2着馬の地力で巻き返しに期待したい。

上記3頭以外では、前走の芝1600m戦・いしがきマイラーズを勝利したギャレットに注目したい。この馬にとっても残念なダート変更となったが、そのダートでも4勝を挙げており、大きな割り引き材料にはならない可能性がある。

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