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【帯広・ばんえい大賞典2024】地方競馬重賞展望 障害巧者ウルトラコタロウが粘りこむ!

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【帯広・ばんえい大賞典2024】地方競馬重賞展望 障害巧者ウルトラコタロウが粘りこむ!


ばんえい大賞典・レース概要】
平地競走と同様、ばんえい競馬にも3歳3冠戦線があり、この競走がその1冠目に相当する。残る2冠は、ばんえい菊花賞とばんえいダービー
1975年に北見競馬場で創設。当初は8~11月に同競馬場で行われていたが、1982年に帯広競馬場で実施されるようになって以降、帯広、旭川、岩見沢と場替わりをしながら施行されてきた。そして、岩見沢競馬場で行われた1996年以降は、実施時期が6~9月に変更となり、さらにばんえい競馬が帯広競馬場での単独通年開催となった2007年以降、同競馬場での実施で定着した。ばんえい競馬における重賞格付けはBG3。

ばんえい大賞典・検討のポイント】
本来ならイレネー記念の勝ち馬ライジンサンに注目すべきだが、休養明けで今シーズン初戦となり、今回は厳しい戦いが見込まれる。代わりに先行力と障害の巧さが魅力のウルトラコタロウに注目したい。

ばんえい大賞典・出走馬概要】
ウルトラコタロウ
前走のとかちダービーは、馬場水分1.0%という重い馬場だったが、先頭で第2障害をクリアし、そのまま2着に粘り込む好内容。当時からの斤量増はわずか20キロだけに、今回も同様のレースぶりが見られる可能性が高い。末が甘く、2~3着が多い課題を、手綱を取るベテラン藤本匠騎手がクリアするようなら、初タイトル獲得のチャンスはじゅうぶんだろう。馬券戦術上は、前残りの可能性が高い点を頭に入れておくべきだろう。

スマイルカナ
メンバー中で唯一の牝馬だが、そのために他馬に比べ10~30キロ軽い650キロでの出走となる。イレネー記念2着馬であることを考えると、今回は条件に恵まれたと考えていいだろう。このレースは近10年で、シリウス(2015年)、イオン(2021年)という2頭の牝馬が優勝しており、軽視してはいけない存在となりそうだ。

アヤノダイマオー
阿部武臣騎手に乗り替わった前走で大きな変わり身を見せて勝利。これまで苦労していた第2障害をあっさりとひと腰でクリアできただけに、今回も同騎手とのコンビでレースに挑むことができる点は好材料と考えていいだろう。初めてとなる660キロという斤量さえ克服できれば、タイトル奪取のシーンもじゅうぶんにありそうだ。

上記3頭以外では、とかちダービーを勝利したミチシオに注目が集まりそうだが、670キロという斤量は有利とは言えない。同3着のホクセイハリアーは、ばんえい競馬では不利とされる端枠を引いてしまった点が気になる材料。それなら、大幅な斤量増は気になるもののスピードと障害の巧さが光る、グランドスターダムのほうが面白いか。

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