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【浦和・さきたま杯2024】山崎エリカのDG攻略 直線が短い浦和コースは早めに動ける地方馬を警戒

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【浦和・さきたま杯2024】山崎エリカのDG攻略 直線が短い浦和コースは早めに動ける地方馬を警戒

さきたま杯は昨年まで距離1400mでは最高格付けで唯一のJpn2(JBCは除く)だったが、今年からJpn1に格上げされた。賞金は何と昨年の倍の8000万円。上半期の短距離チャンピオン決定戦の位置付けになったということだ。これまでは同年のフェブラリーSやかしわ記念の優勝馬が出走してくることはほぼなかったが、今後は出走してくることが予想される。

まず、このレースは同年のフェブラリーSやかしわ記念の上位馬が有力。過去10年で前記2レースの優勝馬こそ出走していないが、2~3着馬の過去10年の成績は【1・3・2・0】と複勝率100%だ。1着の該当馬は、2016年のソルテ。2着の該当馬は、2016年のベストウォーリア、2017年のモーニン、2021年のエアスピネル。3着の該当馬は、2014年のセイクエイムズンと2017年のベストウォーリアだ。

ただし、さきたま杯がJpn2に格上げされた2011年に同年のかしわ記念の2着馬ラヴェリータが4着に敗れている。前記のエアスピネル以外の馬がそれまでにダートグレードで連対実績があったのに対し、ラヴェリータはなかったことから、1400m以下のダートグレードで連対実績がある、フェブラリーSやかしわ記念の3着以内馬を有力視したい。また前記2レースの優勝馬が出走してくれば当然有力になるだろう。

その他、過去1年以内のダ1400m以上のG1、Jpn1で連対実績のある、同年のフェブラリーS以降のレースに出走していた馬も過去10年の成績は【3・4・2・1】と有力。1着の該当馬は、2016年のソルテ、2017年のホワイトフーガ、2021年のアルクトス。2着の該当馬は、2015年のトロワボヌール、2016年のベストウォーリア、2020年のブルドッグボス、2021年のエアスピネル。3着の該当馬は、2014年のセイクリムズン、2017年のベストウォーリア。遡れば2013年の2着馬セイクリムズンも前記に該当している。

唯一、4着以下(5着)だったのは2016年のホワイトフーガだが、同馬は前走のフェブラリーSで10着(0.9秒差)に敗れていた。前走が海外ならばともかく、国内のレースに出走ならば前走で0.9秒差以内であることが条件で狙いたい。

またさきたま杯のJpn1昇格で今後、活躍が難しくなってくるかもしれないが、前走で浦和1400mのOP・プリムローズ賞を勝利していた地方馬も過去10年の成績は【0・2・1・1】と活躍している。2着の該当馬は2017年のトキノエクセレント、2022年のティーズダンク。3着の該当馬は、2015年のリアライズリンクスである。トキノエクセレントは7番人気だった。

唯一の4着以下(7着)は2018年のノブワイルドだが、同馬はプリムローズ賞が逃げ切り勝ちだった。逃げ馬は連続好走が難しいので、プリムローズ賞を逃げ切り勝ちした馬は例外としたい。

実際に逃げ馬は連続好走が難しいことを示すように、前走で東京スプリントを逃げて3着以内だった馬は、【0・0・0・3】とここで苦戦している。

該当馬は2016年のコーリンベリー(3番人気・8着)、2018年のグレイスフルリープ(2番人気・4着)、2020年のジャスティン(1人気・5着)、さらに遡って2012年のスターボードも4番人気で9着に敗れている。よって、前走で東京スプリントを逃げて3着以内だった馬は危険な人気馬としたい。

あとは前走で東京スプリントを逃げ切り勝ちした馬を除く、前年のJBCスプリントの連対馬も活躍しており、過去10年の成績は【0・1・4・0】。2着の該当馬は、2020年のブルドッグボス。3着の該当馬は、2014年のセイクリムズン、2016年のベストウォーリア、2017年のドリームバレンチノ、2019年のキタサンミカヅキ。遡れば2013年の2着馬セイクリムズンも前記に該当している。

さて、最後に穴パターンを紹介しよう。さきたま杯は過去10年で5人気以下の地方馬7頭が3着以内に好走しているが、そのうち3頭が前走で3角2番手以内でレースを進めていた。該当馬は2020年のノブワイルド(6番人気・3着)、2022年のサルサィオーネ(5番人気・1着)、2023年のスマイルウィ(5番人気・2着)。遡れば2013年のナイキマドリード(7番人気・3着)も前記に該当。浦和コースは最後の直線が短く、差し、追い込み馬は不利。逃げ馬、マクリ馬が有利なので、早めに動ける地方馬は警戒したい。


まとめるとこうなる!

●本命候補
 ・1400m以下のダートグレードで連対実績がある同年のフェブラリーS、かしわ記念の3着以内馬。
 ・過去1年以内のダ1400m以上のG1、Jpn1で連対実績のある、同年のフェブラリーS以降のレース出走馬(前走が国内の場合、0.9秒差以内が条件)。
 ・前走のプリムローズ賞で勝利した馬(逃げ切り馬を除く)。
 ・前年のJBCスプリントの連対馬(前走の東京スプリントを逃げ切った馬を除く)。

●穴馬候補
 ・前走で3角2番手以内でレースを進めていた、同年の南関東重賞かダートグレードで連対実績のある地方馬。

●危険な人気馬
 ・前走の東京スプリントを逃げて3着以内の馬。

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