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【名古屋・名古屋グランプリ2024】血統アナリシス 直近2年はブライアンズタイム内包馬が1勝、2着2回と活躍

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【名古屋・名古屋グランプリ2024】血統アナリシス 直近2年はブライアンズタイム内包馬が1勝、2着2回と活躍

2019年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が8頭、A.P. Indy系が3頭、キングカメハメハ系が2頭、そのほか2頭。なお、昨年はキングカメハメハ系にあたるディクテオン(父キングカメハメハ)が勝利している。

2022年4月の名古屋競馬場移転にともない、名古屋グランプリもダート2100m戦としてリニューアル。思いのほか血統傾向に変化は少なく、以前と変わらずにキングカメハメハやゴールドアリュールの直系が幅を利かせるほか、血統表内でトニービンやダンシングブレーヴの血を引く馬が多い。また、直近2年に限れば、連対した4頭中3頭がブライアンズタイムの血脈を保持していた。

ノットゥルノは、父ハーツクライ×母シェイクズセレナーデ(母の父Unbridled's Song)。ハーツクライの直系は移設前の2020~21年に別馬で2連覇を飾り、20年には1着マスターフェンサー、2着ロードゴラッソとワンツー決着も果たしている。なお、ハーツクライは母の父がトニービンであることも強調しやすく、昨年も2~3着馬が同血脈を保持していた。本馬はコースの回りで成績に差異があり、得意とする右回りではG1やJpn1でも好走歴があるほか、24年佐賀記念も59kgの別定で快勝。実績面からも胸を貸す立場だろう。

キリンジは、父キズナ×母タイムピース(母の父ルーラーシップ)。本馬は直系でこそないものの、母の父ルーラーシップが好相性を示すキングカメハメハの直仔。なお、昨年はキズナ産駒のテリオスベルが3着に好走しており、同馬とは母系にトニービンの血を引くことも共通点として挙げられる。一方、本馬は牝系の観点からも動向を注視したい存在で、遠縁ながらもブライアンズタイムと同じGolden Trailの末裔であることは気に留めておきたい。これまで地方ダートグレード競走は3戦してすべて2着と水も合う。

■注目馬
⑩ノットゥルノ、⑪キリンジ

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