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【帯広・ばんえい十勝オッズパーク杯2024】地方競馬重賞展望 メムロボブサップの優位は動かない?!

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【帯広・ばんえい十勝オッズパーク杯2024】地方競馬重賞展望 メムロボブサップの優位は動かない?!


【レース概要】
創設は2007年。存廃問題に揺れたばんえい競馬が、前年度までの四市(帯広、岩見沢、旭川、北見)開催から、帯広市による単独での通年開催に移行した初年度に、シーズン開幕を飾る重賞競走としてスタートした。四市開催時はシーズン最初の重賞競走は5月下旬から6月上旬だったが、帯広単独開催という新時代のばんえい競馬を象徴する、4月の重賞競走として話題を集めた。
ばんえいグレードはBG2。4歳以上のオープン戦となっている。

【検討のポイント】
ばんえい・帯広競馬は先週開幕したばかりだが、前シーズン最後の大一番、ばんえい記念に出走していた馬が5頭参戦。いずれも先週のスプリングカップを叩いて、このレースに駒を進めている。
この5頭の中で最も人気を集めるのは、前シーズンのばんえい記念2着でスプリングカップを勝利したメムロボブサップとなりそうだが、他の4頭も叩かれた上積み次第では侮れない存在となりそうだ。

【出走馬概要】
メムロボブサップ
昨年は、ばんえい記念を優勝した後、スプリングカップも勝利してこのレースに挑んだが、8着と大敗。今年は、ばんえい記念の連覇こそ逃したものの、同様にスプリングカップに勝利して挑む。ばんえい記念でメジロゴーリキに敗れた悔しさ、そして来年こそは再びビッグタイトルを、と意気込む陣営にとって、今年は取りこぼしも許さない覚悟でこのレースに挑むことは想像に難くない。ほぼ全馬720キロ積載(ゴールドハンターのみ710キロ)となる今回は、負けられない戦いとなりそうだ。

アオノブラック
ばんえい記念4着の後、今シーズン初戦のスプリングカップメムロボブサップに及ばず2着。ばんえい競馬では不利とされる端枠(大外枠)が仇となった可能性がある。同世代のライバルであるメムロボブサップには、昨シーズンは北見記念とチャンピオンカップで先着して勝利しており、今回も先着する可能性は十分にある。

インビクタ
メムロボブサップアオノブラックと同じ8歳馬で、昨年のこのレースを勝っている。しかし、昨シーズンのタイトルはこのひとつで、シーズンが進むにつれて高重量戦ばかりとなる重賞戦線ではライバルたちの比較で苦戦が続いた。ならば、高重量とは言えない720キロ同士で挑むことができる今回こそがチャンスと言えるかもしれない。

上記3頭よりひとつ下の世代となるコウテイも先週のシーズン初戦を勝利しており、ばんえい記念5着の地力で好勝負に持ち込みたいところ。昨シーズンのばんえい記念で3着だったコマサンエースは端枠を克服できるのかが、ポイントとなりそうだ。ばんえい記念に出走していなかった馬では、ポプラ賞を勝ったクリスタルコルドに期待が集まりそうだが、先週の開幕週に出走せず、このレースが今シーズン初戦となるのはマイナス材料と言えるかもしれない。

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