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【南関東重賞展望】ダイオライト記念2024 連勝中のディクテオン中心視も、巻き返しを狙う組に要警戒の一戦｜競馬ニュース｜地方競馬予想のウマニティ
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地方競馬ニュース
【レース概要】
日本競馬で最初のクラシック3冠馬セントライトの父ダイオライトが1935年にイギリスから輸入され、千葉県成田市三里塚の宮内庁下総御料牧場で繋養されていた種牡馬だったことから、同じ千葉県内の船橋競馬場で行われる重賞競走のレース名となった。ダート2400m戦で争われている。
1956年に創設された当時は1800m戦だったが、1961年からは2000m戦となり、さらに1976年からは現在の2400m戦となった。1996年からはJRA所属馬も出走可能な交流戦となっている。格付けはJpn2。2022年に名古屋グランプリの施行距離が2500mから2100mに短縮されたことにより、現在では最も施行距離が長いダートグレード競走となっている。
【検討のポイント】
連勝中のディクテオンが人気の中心となりそうだが、前走で人気を裏切って大敗したセラフィックコールの巻き返しにも注目したい。また長距離戦だけに、展開のアヤで残り目に警戒が必要なテリオスベルの存在も気になるところだ。
【出走馬概要】
ディクテオン
昨年11月の浦和記念、12月の名古屋グランプリを連勝してこの舞台に駒を進めてきた。小倉のダート2400m戦を1勝、東京のダート2100m戦を3勝するなど、ダートの長距離戦に滅法強く、今回JRAから参戦している4頭の中でも最も条件が合っていると言っても過言ではない。但し、スタートがあまり速くなく、レース途中からロングスパートで浮上する戦術だけに、展開次第では取りこぼしも考えられる。
セラフィックコール
デビューから無傷の5連勝という形で挑んだ前走のG1チャンピオンズCで10着と大敗。単勝オッズ4.2倍で2番人気というファンの期待を大きく裏切る形となった。その汚名を返上したい一戦となるが、初めての地方競馬でのレース、初ナイター競馬、そして初距離と克服すべき課題も多い。こうした課題を陣営と、初コンビとなるB.ムルザバエフ騎手がどう克服するのかが見どころとなりそうだ。
テリオスベル
ディクテオンやセラフィックコールが後方からレースを進める馬だけに、前で流れに乗るこの馬の存在は非常に気になるところ。2走前の2100m戦、名古屋グランプリでも3着に入っており、牝馬ながら距離にも不安はない。そして何と言っても「穴男」江田照男騎手の存在は非常に不気味で、波乱があればその主役となり得る1頭と言えるだろう。
ハギノアレグリアス
昨年の名古屋大賞典とシリウスSの勝ち馬で、帝王賞でも4着に入っている。上記3頭と比較しても見劣るところはなく、初コースや初距離さえ克服できれば、十分にチャンスがありそうだ。前走・チャンピオンズC（6着）と同様、主戦の岩田望来騎手が手綱を取る。
上記のJRA勢4頭と比べると、地方所属馬はやや実績で見劣る感が否めない。名古屋グランプリで4着に入った、道営・ホッカイドウ競馬所属のアナザートゥルースはJRAに在籍していた2020年にこのレースを勝っているが、明け10歳馬に多くを期待していいものか、気になるところだ。地元・南関東勢では、同じく明け10歳で1月に報知グランプリカップを制したエルデュクラージュが、このメンバーを相手に馬券圏内への食い込みを果たせるのかに注目したい。
（文・菅野一郎）
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