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【JBC諸競走】中央競馬担当・板津雄志記者が予想に参戦

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最近、和歌山県白浜町を訪れ、白良浜できれいな白砂を見てきたが、大井競馬場も今開催からダートをオーストラリア産の白い砂に入れ替えたと話題。排水性や人馬の安全性も確保しやすくなる効果があるという。まだレース傾向ははっきりしないが、砂厚もこれまでの8センチから10センチに増えたことで、今までよりタフで時計がかかる馬場なのは間違いない。

さて、JBCクラシック。◎は4歳の新星⑤ウィルソンテソーロに打った。メイショウハリオ、テーオーケインズの2頭は強力だが、ともにもう6歳の秋。能力のピークはそう長くは続かない。そろそろ世代交代を期待していい頃だ。

まず、ウィルソンは砂で8戦7勝と底を見せていないのがいい。中央・地方を問わず、距離も1500から2100メートルまで対応可能。若馬とは思えない懐の深さだ。パワーが必要な良馬場のダートで4戦4勝なのだから、タフな大井の新ダートは望むところだろう。

重賞初挑戦となった今年5月のかきつばた記念(名古屋)でいきなりフェブラリーS4着のドライスタウトを退け、そこから重賞3連勝と破竹の勢いだ。前走の白山大賞典(金沢)やかきつばた記念といった小回りの舞台で、うまく手前を替えられなかったところは、今後の伸びしろ。小手川調教師も「もう一歩踏み込んだ調整でパワーアップしているかなと思う。大井の広いコースでこその馬」と成長力&コース替わりでさらなる期待をかける。

キタサンブラック産駒の牡馬はうまく軌道に乗れば、古馬になって天井知らずの成長力を示す。芝のイクイノックスに続いて、砂でも大物誕生の予感だ。馬券は3連単⑤→③⑦⑨→②③④⑦⑨の12点で勝負する。(板津雄志)

他のJBC競走も面白そうな顔ぶれ。大井10R・スプリントはさすがに◎⑪リメイクには逆らえない。国内のダ1200メートルでは敵なしの印象で、目立った新勢力もいないなら、初のビッグタイトル奪取が濃厚だ。大井9R・レディスクラシックは◎⑫アーテルアストレアに期待。サウスポーの印象を塗り替えた前走のレディスプレリュードVが鮮やか。タフな良馬場ならさらにパフォーマンスを上げられそう。門別11R・2歳優駿は毎年流れが厳しくなり差しが決まる。地元馬◎⑤ブラックバトラーの末脚が生きそうだ。

■JBC ジャパンブリーディングファームズカップの略で、米国のブリーダーズカップを模範とし、生産者主導のレースとして創設された。2001年に大井競馬場で第1回が行われ、当時はクラシックとスプリントの2競走で開催。11年にレディスクラシック、20年に2歳優駿が加わり、現在は4競走が行われている。開催競馬場は北海道・門別の2歳優駿以外は持ち回り制で、原則として地方競馬で開催されるが、18年にはJRAの京都競馬場でも開催されている。

◆BSフジ生中継で解説者として出演 板津記者は3日、僚紙・競馬エイトの佐藤ゆきあきTMとともに、BSフジのJBC生中継番組『ダート競馬の祭典JBC2023』に解説者として出演する。放送時間は午後2時45分から午後6時まで。番組はBSフジの公式YouTubeでもライブ配信される。





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