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【南関東重賞展望】サンタアニタトロフィー2023 3歳馬ヒーローコールの評価が馬券の結果を左右する?!

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【南関東重賞展望】サンタアニタトロフィー2023 3歳馬ヒーローコールの評価が馬券の結果を左右する?!


【レース概要】
大井競馬場の内回り1600mで争われる重賞競走で、ハンデ戦である点が特徴。1980年に創設された時は「関東盃」という名称だったが、アメリカのサンタアニタパーク競馬場と大井競馬場が友好交流提携を結んだことにより、1996年以降は現在の「サンタアニタトロフィー」となっている。

【検討のポイント】
日程を考えると、別のレースへの出走を選択しても不思議はない3歳馬の名前がある。同世代の重賞を2つ勝っているだけに軽視はできないが、不安材料もあり、どう評価して馬券を購入するかがポイントとなりそうだ。一方で、古馬勢にも重賞勝ち馬やJRAから移籍初戦の馬、連勝中の上がり馬もいて、難解だが高配当も期待できるレースとなった。

【出走馬概要】
ヒーローコール
今年の羽田盃東京ダービーでいずれも2着。敗れた相手がジャパンダートダービーを制して3冠馬となったミックファイアなのだから、産まれた年が悪かったと言わざるを得ない。昨年10月の鎌倉記念と今年2月の雲取賞を勝利し、3月にはJRA・中山の伏竜ステークスに参戦して3着に食い込んだ実績もある。8月16日(水)に3歳馬限定の黒潮盃もあるが、陣営が古馬相手となるこのレースを選んだ点をどう推理すべきだろうか。斤量がその理由となっている可能性が高いが、今回もハンデは57キロであり、恵まれたとは言えない。

シュアゲイト
昨年8月にJRA・小倉の2勝クラスでのレース(15着)に出走後、高知に移籍して2連勝。さらに南関東・大井に移籍して6連勝という上がり馬である。今回は対戦相手のレベルが大幅に上がるが、51.5キロという軽ハンデで近走のような逃げの手に出た場合、内回りコースだけに不気味な存在となりそうだ。

ダノンスプレンダー
JRAで6勝を挙げたオープン馬が南関東・大井所属となり、移籍後の初戦を迎える。ハンデはヒーローコールと同じ57キロ。伸び盛りの3歳馬が気になるが、中央のオープン特別を2勝した実績を考えると、同じ斤量なら軽視はできない。金沢から吉原寛人騎手が駆け付けて手綱を取ることになるのも魅力的だ。今年4月の東京・オアシスステークス(6着)以来となる実戦となる点を克服できるかが課題となる。

デュープロセス
この馬もJRAオープンクラスからの移籍後初戦となる。2019年に園田の兵庫ゴールドトロフィーを勝利しており、ダノンスプレンダーよりも実績は上と言えるかもしれない。手綱を取るのは3冠ジョッキーとなった御神本訓史騎手。5月の京都・平城京ステークス(10着)以来のレースとなるが、名手の手綱でどんな変わり身を見せるのか、興味深い。この馬もヒーローコールと同じ57キロで出走する。

上記4頭以外では、昨年の黒潮盃を勝ったエスポワールガイが55.5キロとハンデに恵まれた感もあり、面白そうだ。熱帯夜が続く大井で主役を務める可能性があるのは、この5頭ではないだろうか。


(文・菅野一郎)

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