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【佐賀・JBCクラシック2024】山崎エリカのDG攻略 近年は主役不在が目立つ中距離王者決定戦 今年の傾向は?

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【佐賀・JBCクラシック2024】山崎エリカのDG攻略 近年は主役不在が目立つ中距離王者決定戦 今年の傾向は?

地方競馬の最高賞金額を誇るJBCクラシック。2011年から2021年までは1着賞金8000万円だったが、2022年より2010年の大井開催以来となる1億円に増額された。しかし、近年はトップクラスが米・BCクラシックを目指すことが多く、主役不在で行われることが多い。

この主役不在により、特に近年は4歳馬の活躍が目立っている。前走が初Jpn1、G1制覇ではないことが条件で、過去1年以内にダ1700m以上のJpn1、G1で連対実績があるか、前走でダ1700m以上の中央場所のオープン、リステット以上で2連勝以上の4歳馬の過去10年の成績は【4・4・0・1】だ。

1着の該当馬は、2014年のコパノリッキー、2019年のチュウワウィザード、2020年のクリソベリル、2023年のキングズソード。2着の該当馬は、2014年のクリソライト、2017年のケイティブレイブ、2019年のチュウワウィザード、2023年のノットゥルノ。4着以下は、2016年のノンコノユメ(4着)。遡れば2013年の優勝馬ホッコータルマエも前記に該当していた。

一方、2023年に前走で白山大賞典を優勝した4歳馬のウィルソンテソーロが3番人気を裏切り、5着に敗れたように、白山大賞典組は苦戦している。前々走で帝王賞に出走のいわゆる休養明けの実績馬を除く、前走で白山大賞典に出走していた馬の過去10年の成績は【0・0・0・9】。

配当馬は前記のウィルソンテソーロ意外に、2015年のリワードレブロン(12番人気・16着)、マヤノクレド(15番人気・11着)、2018年センチュリオン(8番人気・11着)、カツゲキキトキト(15番人気・12着)、2020年のロードレガリス(4番人気・7着)、2022年のカフジオクタゴン(5番人気・5着)、セイカメテオポリス(9番人気・9着)、2023年のケイアイパープル(6番人気・9着〉。

2013年に金沢でJBCクラシックが行われた際には、白山大賞典組ハタノヴァンクール(4番人気・11着)、ジャングルスマイル(9番人気・4着)、タートルベイ(11番人気・8着)、ハリマノワタリドリ(12番人気・6着)の4頭も出走していたが、全滅だった。

前走で白山大賞典に出走していた馬が地方馬だと人気にならないが、JRA所属馬のハタノヴァンクール、ロードレガリス、カフジオクタゴン、ウィルソンテソーロ、ケイアイパープルは人気ほど走れていない。よって、前々走で帝王賞以外に出走していた白山大賞典出走馬は危険な人気馬としたい。

今度は4歳馬に限らず、このレースの主力を紹介すると、出走回数こそ少ないが、ダ2000m以上のJpn1・G1で連対実績がある、同年のフェブラリーSの優勝馬だ。それらの過去10年の成績は【2・0・0・0】と勝率100%。1

1着の該当馬は、2014年、15年のコパノリッキーだが、遡れば2008年にヴァ―ミリアンが優勝し、2011年にトランセンドが強豪スマートファルコンを相手に2着と好走している。

さらに同年の帝王賞日本テレビ盃を連勝した馬も過去10年の成績は【2・0・0・0】と勝率100%。1着の該当馬は、2016年のアウォーディーと、2018年のケイティブレイブだが、遡れば2011年のスマートファルコンが優勝、2010年のフリオーソも2着と好走している。

また前走で同年の日本テレビ盃に出走し、4着以内だった3歳馬や近2走で一度はJpn1、GⅠで連対を含む、ダートグレードで2戦連続で連対の3歳馬の活躍も目立つ。それらの過去10年の成績は【1・2・1・0】と複勝率100%。

1着の該当馬は、2019年のクリソベリル。2着の該当馬は、2018年のオメガパフューム、2022年のクラウンプライド。3着の該当馬は、2022年のペイシャエス。

あとは意外と前々走で平安Sに出走し、優勝した馬も過去10年の成績は【2・1・1・0】と活躍している。1着の該当馬は、2019年のチュウワウィザード、2022年のテーオーケインズ。2着の該当馬は2020年のオメガパフューム、3着の該当馬は2018年のサンライズソアだ。

その他、同年の帝王賞が初Jpn1制覇ではない、同年の帝王賞連対からここに直行の3番人気以内馬もそれなりに活躍。過去10年の成績は【2・2・2・1】だ。

1着の該当馬は、2019年のオメガパフューム、2020年のクリソベリル。2着の該当馬は、2019年のチュウワウィザード、2020年のオメガパフューム。3着の該当馬は、2014年のワンダーアキュート、2015年のホッコータルマエ。2023年のメイショウハリオこそ4着に敗れているが信頼できるだろう。

最後に穴馬候補を紹介すると、2023年に6番人気で2着に好走したノットゥルノのように、過去1年以内にダ1800m以上のJpn1、G1で連対実績のある前走のマイルCS南部杯で3着以下だった馬だ。2016年にもホッコータルマエが3番人気で2着に好走している。

さらにこのレースは前走の日本テレビ盃で4角先頭から押し切って3着以内だった馬が、人気以上の成績を収めている。2015年にコパノリッキーが3番人気で優勝、遡れば2013年のソリタリーキングも5番人気で3着という具合だ。


まとめるとこうなる!

●本命候補
 ・過去1年以内にダ1700m以上のJpn1、G1で連対実績があるか、前走でダ1700m以上の中央場所のオープン、リステット以上で2連勝以上の4歳馬(前走が初Jpn1、G1制覇ではないことが条件)。
 ・ダ2000m以上のJpn1・G1で連対実績がある、同年のフェブラリーSの優勝馬。
 ・同年の帝王賞日本テレビ盃を連勝した馬。
 ・前走の日本テレビ盃で4着以内か近2走で一度はJpn1、G1で連対を含む、ダートグレードで連続連対の3歳馬。
 ・前々走で同年の平安Sに出走し、優勝した馬。
 
●穴馬候補
 ・過去1年以内にダ1800m以上のpn1、G1で連対実績のある前走マイルCS南部杯の3着以下馬
 ・前走の日本テレビ盃で4角先頭から3着以内に好走した馬。
 
●危険な人気馬
 ・前々走で帝王賞に出走していた実績馬を除く、前走で白山大賞典に出走していた中央馬。

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