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大井競馬で珍事 2頭立てレースが行われる

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大井競馬場で4日、2頭立てのレースが行われる珍事があった。マッチレースとなったのは3Rの2歳新馬戦。出馬投票の段階では、レースが実施される最少頭数の5頭立てだったが、①ウェイトノーモアと③ミラクルメイキングが病気のため出走取消、レース直前に④ミクニサンビームが馬体故障のため競走除外となり、出走は②カミュと⑤ライジンバローズの2頭だけに。レースは1番人気のカミュが8馬身差をつけて勝利した。

カミュに騎乗した吉井章騎手は「勝ててよかったですが、もう2頭立ては乗りたくないですね。(馬は)集団動物なので、2頭では集中力が続かないんです」と話し、敗れた笹川翼騎手は「レースなので調教の併せ馬とは違いますし、2頭とも物見をしている感じでした。負けて残念ですが、拍手も聞こえましたし、ファンの皆さんは盛り上がったみたいですね」と苦笑いだった。

ルール上、2頭立ての場合に馬券は単勝しか発売されないが、今回は発売開始時点では3頭立ての予定だったため単勝、馬連複、馬連単の3種類が発売され、除外が出たあとも発売が続けられた。払戻金は単勝②140円、馬連複②⑤100円、馬連単②⑤190円だった。

なお、地方競馬における2頭立てのレースは、記録が残る1973年以降では初めて。中央競馬では63年6月1日の東京7R、70年8月9日の小倉2Rの2例がある。

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