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【大井・東京盃2024】血統アナリシス サンデーサイレンスの血が活きるダートスプリント戦

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【大井・東京盃2024】血統アナリシス サンデーサイレンスの血が活きるダートスプリント戦

2019年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が7頭、Kingmambo系が4頭、Deputy Minister系が2頭、そのほか2頭。

母系にまで目を向けると好走馬の大半が「父または母がサンデーサイレンス系」となり、非該当馬として勝利した2022年レッドルゼル、直近のデータ集計期間外に2連覇した2017~18年キタサンミカヅキにおいても、前者は2代母の父がフジキセキ、後者は父がキングヘイロー(母の父Halo)であることはポイントだろう。ダートで実績を積み上げる馬にはサンデーサイレンス(父Halo)の血をまったく持たない馬も多いため、意外にもサンデーサイレンスの血脈に重きを置きやすい。

ほか、2021年は1~4着、2022年は1~2着とDeputy Ministerの血を引く馬が上位を独占。また、毎年のようにダイワメジャーやオルフェーヴルの産駒が幅をきかせているので、2頭に共通するノーザンテーストの血脈も評価しやすい。ちなみに、ノーザンテーストとDeputy Ministerの父Vice Regentは、どちらもNorthern Dancerの直仔、母系にVictorianaの血を引くなど、配合面もよく似ている。


ヘリオスは、父オルフェーヴル×母アンジュシュエット(母の父フレンチデピュティ)。同産駒からは2020年の勝ち馬であり、昨年も3着に好走したジャスティンが出た。一方、「母の父フレンチデピュティ」「2代母の父フジキセキ」という母系の配列は、2021年3着&2022年1着のレッドルゼルと共通。なお、フレンチデピュティはDeputy Ministerの直仔となるが、同血脈とフジキセキを併せ持つ配合は、2019年3着&2021年1着とリピート好走したサクセスエナジーにも当てはまる。本馬は8歳と高齢なので上がり目こそないかもしれないが、さまざまな勝ち馬を引き合いに出しやすい血統構成を考えると、注目馬として取り上げないわけにはいかないだろう。

クロジシジョーは、父フリオーソ×母サイレンスラヴ(母の父スペシャルウィーク)。母サイレンスラヴの従弟にあたるハコダテブショウは、現在のダート1200mにおける日本レコード保持者。本馬もフリオーソ産駒の牡馬でありながら1200mを主戦場としており、今年は東京スプリントで2着、クラスターカップで2着とダートグレード競走でも目覚ましい活躍をみせている。なお、血統傾向からも母の父がサンデーサイレンス直仔のスペシャルウィーク、2代母の父にフレンチデピュティが配されていることを評価しやすいだろう。昨年の1~2着馬を出し、直近5年は1頭以上が馬券圏内に好走しているクラスターカップからの臨戦も申し分ない。

■注目馬
④ヘリオス、⑪クロジシジョー


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