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【水沢・ビギナーズカップ2024】地方競馬重賞展望 道営から移籍後初戦のサンカリプソに要注目

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【水沢・ビギナーズカップ2024】地方競馬重賞展望 道営から移籍後初戦のサンカリプソに要注目


ビギナーズカップ・レース概要】
岩手競馬所属の2歳馬による重賞競走。水沢競馬場のダート1400m戦で争われる。1983年に創設された当時は、アラブ系の3歳馬による特別競走だったが、重賞競走となった2012年以降は2歳馬による競走となった。2019年から2022年までは盛岡競馬場で行われていたが、昨年から再び水沢競馬場でのレースとなっている。

ビギナーズカップ・検討のポイント】
9月になり、岩手に限らず、全国の地方競馬ではそろそろ道営・ホッカイドウ競馬でデビューした2歳馬が移籍してくるようになり、いきなり重賞戦線で好走して、道営デビュー馬のレベルが高いことを見せつけてくる時期に突入する。
このレースにも、道営で初勝利を挙げたばかりのサンカリプソが出走してくるが、どんな走りを見せるのか、岩手競馬ファン必見となりそうだ。

ビギナーズカップ・出走馬概要】
サンカリプソ
タワーオブロンドン産駒の牝馬で、菅原勲厩舎の管理馬。門別で初勝利を挙げた3戦目終了後に、岩手に移籍した。2着に4馬身差をつけて逃げ切った門別での初勝利を見る限り、豊富なスピードの持ち主で、岩手デビュー組との比較でも見劣る点はないだろう。菅原勲厩舎は水沢競馬場にあり、調教でも使用するコースである点を考えると、水沢で初めてのレースでも戸惑うといったことは無いだろう。岩手で最初にコンビを組むのが山本聡哉騎手という点も心強い。

コニパ
ダンカーク産駒の牝馬。畠山信一厩舎の管理馬。デビュー戦となった前走・盛岡ダート1000m戦では、2着以下に2秒2差をつけて大差勝ちを決めた。今回は舞台が盛岡から水沢に替わり、距離も延長となるため、絶対視はできないが、スピードの違いで小回りコースの水沢でも押し切ってしまう可能性は十分に考えられる。前走に引き続き、坂口裕一騎手が騎乗する。

マツリダマスラオ
ニシケンモノノフ産駒の牡馬で、この馬も水沢・菅原勲厩舎の管理馬。2走前に若鮎賞で2着に入っており、重賞競走の流れを経験し、馬券圏内に入っている点は大きなプラス材料と言えるだろう。デビュー戦から手綱を取る村上忍騎手が今回も騎乗する。

その若鮎賞で、マツリダマスラオとはクビ差3着だったステイクラッシーにも注目したい。小柄な牝馬だが、今年の白嶺賞栗駒賞でいずれも2着に入ったゲンパチプライドの半妹である点にも注目すべきだろう。

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