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【ビューチフルドリーマーカップ・レース概要】
現在は酪農業や観光業でお馴染みの小岩井農場だが、第二次世界大戦以前は競走馬の生産も行われていた。1941年に日本競馬史上初の3冠馬となったセントライトも小岩井農場が生産した競走馬だった。
その小岩井農場が1908年に20頭の繁殖牝馬を輸入しているが、そのうちの1頭が英国産のビューチフルドリーマーだった。同馬の産駒はスターリング、チェリーダッチェスなどが活躍、その血統は現在の競馬界にも受け継がれ、日本の貴重な在来牝系となっており、「小岩井牝系」のひとつとして語られることもある。
本競走は、このビューチフルドリーマーの功績を称えて実施されており、1975年に創設、3歳以上の牝馬によって争われる重賞競走となっている。年によって、盛岡と水沢の間で実施する競馬場が変わり、距離も変更が繰り返されているが、今年は盛岡競馬場のダート2000mが舞台となる。他地区所属の牝馬も出走可能な地方全国交流競走で、岩手競馬における重賞格付けはM1。
【ビューチフルドリーマーカップ・検討のポイント】
近2走から復調していることが明かな、地元・岩手のミニアチュールに期待したい。ラブラブパイロなど、他地区から参戦する牝馬たちとの実力比較がポイントとなりそうだ。
【ビューチフルドリーマーカップ・出走馬概要】
ミニアチュール
メンバー中、連勝してこのレースに駒を進めてきたのは、地元・岩手のこの馬だけ。昨年の東北優駿やひまわり賞を制するなど、重賞7勝を挙げている。昨年のOROオータムティアラ優勝後、他地区への遠征や、牡馬、古馬などとの対戦もあり、重賞タイトルから遠ざかっていたが、近2走は盛岡で2着以下に1秒以上の差をつけて連勝。完全に復調したと考えて良い。今回は他地区からの遠征馬を迎え撃つ形だが、地の利も見込める今回は互角以上の戦いが可能と思われる。
ラブラブパイロ
牝馬としてはやや晩成型で、初めて重賞競走で馬券圏内に入ったのは、4歳馬だった昨年末の東京シンデレラマイル(2着)。そして5歳となった今年、ノースクイーンカップ優勝により重賞ウイナーの仲間入りを果たした。
他馬との比較で、直近で重賞勝ちがあるのはこの馬だけで、人気になるのは間違いないが、南関東で走っている馬でありながら、左回りコースでの経験が川崎での2回しかなく、右回りの地元・大井でばかり出走している点は少々気になるポイントだ。川崎では、いずれも3歳本格化前の戦歴だが、2022年の準重賞・サルビアカップで8着、続くロジータ記念でも8着と、掲示板を外している。その後、たまたま出走機会がなかっただけなのか真相については不明だが、左回りコースの盛岡が舞台となる点が不安材料となるかもしれない。
サブルドール
現在は道営・ホッカイドウ競馬の所属だが、昨年までは南関東・船橋に在籍していた。昨年11月のクイーン賞でJRA所属馬を相手に5着、続く東京シンデレラマイルで4着に入った実績もある。今年は門別での前走が唯一出走したレースで(9着)で、今回は叩かれての上積みに期待するレースとなりそうだ。万全の状態なら、上記2頭に割って入っても不思議はない。
他では、浦和所属で昨年のロジータ記念3着馬マテリアルガールに注目したい。この馬も南関東での成績から、左回りコースの盛岡なら好走可能ではないだろうか。
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2位 | ディクテオン |
3位 | ライトウォーリア |
4位 | ダイシンピスケス |
5位 | ナニハサテオキ |
6位 | メイショウフンジン |
7位 | サヨノグローリー |
8位 | アイブランコ |
9位 | コパノヴィンセント |
10位 | ハッピーマン |
1位 | C.デムーロ JRA |
---|---|
2位 | 森泰斗 船橋 |
3位 | 深澤杏花 笠松 |
4位 | 吉原寛人 金沢 |
5位 | 吉村智洋 兵庫 |
6位 | 笹川翼 大井 |
7位 | 岡部誠 愛知 |
8位 | 望月洵輝 愛知 |
9位 | 落合玄太 浦和 |
10位 | 柿本量平 笠松 |
1位 | 小久保智 浦和 |
---|---|
2位 | 塚田隆男 愛知 |
3位 | 宇野木博徳 浦和 |
4位 | 平山真希 浦和 |
5位 | 野口寛仁 浦和 |
6位 | 井樋一也 金沢 |
7位 | 保利良平 兵庫 |
8位 | 海馬澤司 浦和 |
9位 | 藤ケ崎一人 愛知 |
10位 | 安部幸夫 愛知 |