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【門別・北海道スプリントカップ2024】血統アナリシス Mr. Prospector特有のスピードが活きる舞台、近年はブライアンズタイム内包馬も躍進

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【門別・北海道スプリントカップ2024】血統アナリシス Mr. Prospector特有のスピードが活きる舞台、近年はブライアンズタイム内包馬も躍進

2019年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、Mr. Prospector系が7頭、Hail to Reason系が4頭、Northern Dancer系が3頭、そのほか1頭。総じてMr. Prospector系特有のスピードを活かしやすい印象にあり、2022年にはパドトロワ産駒の2番人気ダンシングプリンスが勝ち、エンパイアメーカー産駒のスマートダンディーが2着、ヴァーミリアン産駒のリュウノユキナが3着、サウスヴィグラス産駒のヒロシゲゴールドとスティールペガサスが4~5着、と同系統の馬たちで掲示板を占める結果となった。

ほか、ブライアンズタイムの血を引く馬も存在感を放ち、2019年2着&2020年1着メイショウアイアン(父マヤノトップガン)、2021年3着スマートアルタイル(母の父ブライアンズタイム)、2023年1着ケイアイドリー(父エスポワールシチー)といった具合に、近年は該当馬が毎年のように上位を賑わせている。※2023年までは3歳以上の古馬混合戦として実施

エートラックスは、父ニューイヤーズデイ×母スパイラルステップ(母の父シンボリクリスエス)。父ニューイヤーズデイは、Street Cry~Machiavellian~Mr. Prospectorと遡る父系で、現役時には13年BCジュヴェナイル-米G1を制した実績を持つ。好相性を示すMr. Prospectorの直系であるほか、本馬は2代母の父がエンドスウィープであることもポイントで、同種牡馬は21年1着ヒロシゲゴールドの父系祖父、22年1着ダンシングプリンスの父系曽祖父にあたる。後続に3馬身差を付けて完勝した兵庫チャンピオンシップの内容もよく、2歳G1を制した父の実績を考えても早期完成度の高さは折り紙付きだろう。

リコーシャーマンは、父フリオーソ×母リコーシルエット(母の父サウスヴィグラス)。父フリオーソはブライアンズタイムの直仔で、現役時は2歳から8歳までダートの一線級として息の長い活躍を続けた。今年から出走資格が変更となるため一概にはいえないものの、ブライアンズタイム内包馬の躍進ぶりを考えれば軽視はできず、同系統の大舞台で格負けしない底力にも魅力がある。一方、本馬は母の父がサウスヴィグラスであることも興味深く、同馬は2002~2003年に北海道スプリントカップを2連覇。また、種牡馬としても21年1着ヒロシゲゴールド、23年3着スティールペガサスを出した所縁がある。

■注目馬
⑥エートラックス、⑦リコーシャーマン


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