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【門別・サッポロクラシックカップ2024】地方競馬重賞展望 持ち時計からサウンドバッハ&イイデマイヒメを中心視

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【門別・サッポロクラシックカップ2024】地方競馬重賞展望 持ち時計からサウンドバッハ&イイデマイヒメを中心視


サッポロクラシックカップ・レース概要】
門別競馬場のダート1200m戦で争われる、2歳馬による重賞競走。地方全国交流競走となっており、他地区所属馬も出走可能だが、今年は道営・ホッカイドウ競馬所属馬のみの参戦となっている。
2009年に特別レースとして創設、2014年から重賞競走に格上げされた。当時、道営・ホッカイドウ競馬における重賞格付けはH2だった。創設時から1200m戦だったが、2020年に1700m戦へと変更され、昨年からは1200m戦に距離が戻るとともに格付けはH3に降格された。

サッポロクラシックカップ・検討のポイント】
レースキャリアが浅い馬が多く、どうしても持ち時計比較とならざるを得ないが、1100m戦に出走した馬の中に、持ち時計の面でリードする存在が2頭。この2頭を取り巻く戦況とみたい。

サッポロクラシックカップ・出走馬概要】
サウンドバッハ
モーニン産駒の牡馬。半兄のダブルアタックは金沢競馬に所属し、昨年の金沢ヤングチャンピオンで3着、今年の北日本新聞杯で2着にそれぞれ入った実績がある。良馬場のダート1100mでのデビュー戦で叩き出した1分7秒1は、1100m戦出走歴をもつ今回出走メンバーの中でも破格。前走は、やや距離が合っていないと思われる1700m戦でも2着に食い込んでおり、距離短縮となる今回は金沢から吉原寛人騎手が駆け付けて騎乗することもあり、要注目の一戦となりそうだ。

イイデマイヒメ
カリフォルニアクローム産駒の牝馬。この馬も、1100mでのデビュー戦でマークしたタイム(1分7秒9)が上々のものだった一頭。今回が2戦目で、さらなる上積みが期待できるということもある。他の馬たちの影響を受けにくい、大外枠からの発走となる点もこの馬にはプラスではないだろうか。

ジュゲムーン
コパノリッキー産駒の牡馬。半姉のジュデシャンスは昨年のフルールカップで2着、園田プリンセスカップで3着にそれぞれ入っている。この時期の2歳馬戦は、「経験」が「未知の魅力」を上回ることが時々あるが、前述の2頭が「未知の魅力」で狙うクチであるのに対し、この馬はキャリア5戦で3連勝中という「経験」で買いたい馬ではないだろうか。重賞で相手は強くなるが、完勝と称すべき直近3連勝であり、軽視してはいけない存在であることは間違いない。

上記3頭以外では、デビュー戦を勝利したばかりのレイヴオンフィエレッツァが持つ「未知の魅力」に期待したい。

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