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【門別・王冠賞2024】地方競馬重賞展望 ラスト1冠はパッションクライか、ブラックバトラーか、それとも……

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【門別・王冠賞2024】地方競馬重賞展望 ラスト1冠はパッションクライか、ブラックバトラーか、それとも……


王冠賞・レース概要】
道営・ホッカイドウ競馬における3歳クラシック3冠戦線は、北斗盃北海優駿、そしてこの王冠賞で構成されている。3冠戦線の最終戦・王冠賞は、門別競馬場のダート1800m戦で争われ、道営における重賞格付けはH2。
1980年に創設。以降、岩見沢・帯広・札幌・旭川など、舞台となる競馬場は年によって変わっていたが、2009年からは門別競馬場で固定(当時は2600m戦)。そして、2015年からは1800m戦に距離が短縮され、今日に至っている。

王冠賞・検討のポイント】
今年の道営における3冠戦線は、北斗盃ブラックバトラー北海優駿パッションクライと勝ち馬がそれぞれ異なる。いずれかが最後の1冠を手中にするのか、それとも第3の馬が現れるのか。7頭立てと少頭数のため、馬券戦術上は後者に期待したい。

王冠賞・出走馬概要】
オオイチョウ
第3の馬候補として、この馬を取り上げたい。北斗盃には出走していないが、北海優駿では3着に入っている。さらにその前に盛岡に遠征して、ダイヤモンドカップで岩手の3歳最強馬フジユージーンを相手に0秒7差で2着に入った。2歳馬だった昨年は、船橋に遠征して平和賞で3着に入った実績もある。前走の特別戦が3着と期待外れだった感はあるが、このレースに向けての叩き台と考えれば、逆に買いの場面か。

パッションクライ
前走の北海優駿は後続を完封する形で逃げ切った。この結果を展開に恵まれたと見るか、自力を証明したと考えるか、評価は分かれるところだろう。今回のメンバーでは、キタサンヒコボシプラセボの2頭も前走で逃げ切り勝ちを決めている。スタート直後、同型2頭との駆け引きがこの馬の明暗を分けるポイントになりそうだ。

ブラックバトラー
内回りコースということもあり、早めに仕掛けた北斗盃では勝利を収め、最後の直線まで脚を溜めた北海優駿は逃げるパッションクライを捕まえ切れず2着。この2戦を踏まえ、鞍上の落合玄太騎手は、今回どのような戦法で挑むのだろうか。今回も外回りコースということで同じ乗り方で臨むと、再度パッションクライを差し切ることは難しいかもしれない。一方で、パッションクライも同型との兼ね合いという課題を抱えており、早仕掛けが必ずしも正解とは言い切れない。当馬を狙う場合でも他馬に期待する場合でも、鞍上の胸の内が大きく気になる一戦となりそうだ。

上記の3頭に割って入るとすれば、北斗盃2着馬のミソが候補になるか。この馬も前のペース次第というタイプだけに、手綱を取る松井伸也騎手の判断に注目したい。

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